木曜日, 6月 17, 2021
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《続・気軽にSOS》76 死ぬ前に後悔することは

【コラム・浅井和幸】あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。おかげさまで、私は自由奔放にコラムを続けることができ、やりたいことをできる範囲で行いつつ、健康に毎日を幸せに生きています。

世界一幸せに生きていると豪語している私ですが、じゃあ、明日死んでもよいか?と聞かれたら、もっともっと生きていたいと正直思っています。やりたいことも、たくさんあります。

希望、欲望は限りありませんので、後悔しないはずはないということも前提で、今回考えてみたいのは、「死ぬ前に後悔すること」です。「一年の計は元旦にあり」と言って、希望に満ちた明るいコラムの方がよいのでしょうが、ひねくれ者の私は、「今年の目標」ではなく、繰り返しますが「死ぬ前に後悔すること」です。

後悔先に立たずといいまして、今の時点で大切だと思っていることと別で、やっておけばよかったと思うことがあるらしいのです。私たちは、現代の日本の中で人の死に直面することが少なくなりました。人の死に目にあったことがない人も思ったよりいるでしょうし、自分が死ぬのはまだ先だと感じて生活しているのが当たり前だと思います。

そして、今できていないことも、先になればできるだろうと考える癖が人間にはあるようです。去年できなかった掃除は、来年はできるだろう。今やり残している仕事も、締め切りに追い詰められたらできるだろう―などなど。今日より来週、今年より来年の自分の方が、格段にパワーアップした自分がいるという感覚になりやすいらしいですから、気を付けなければいけません。

あなたの今年の抱負は何でしょうか?

話しを元に戻すと、コーネル大学のT・ギロヴィッチ教授は、人が最も後悔することは、義務や責任に関してではなく、「理想の自己」で生きられなかったことという論文を発表しました。

社会人として立派な仕事ができるべきとか、学校の成績はよくするべきとか、人とは仲良くするべきなどの義務は、その場を過ぎてしまえば少々の後悔で済む。しかし、自由に生きられる人間になりたいとか、人の役に立ちたいとか、上記のものでも義務ではなく、仕事ができるようになりたいとか、成績を良くしたいとかというように、自分の理想がそれであれば、こちらに近づくことをしないでいると、後悔は大きなものになるということなのです。

私たちは、毎日の生活で、「~になりたい」という希望や理想よりも、「~しなければならない」という考え方に縛られやすいものです。さらには、二つを混同してしまいやすいです。

もっともっと、自分自身の希望や理想を感じ直し、「しょうがないじゃないか絶対にしなければいけないんだよ」と勘違いしている、実はやらなくてもよいことを見つけ直してみてください。そして、希望や理想に近づく自分を意識して喜ぶことが大切です。やっとここまで来て、お聞きします。「あなたの今年の抱負は何でしょうか?」(精神保健福祉士)

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