土曜日, 1月 29, 2022
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《食う寝る宇宙》75 「はやぶさ2」を見た子供たちの未来は?

【コラム・玉置晋】2020年12月6日未明には、ムクムクっと起き出してテレビをみていたので、寝不足の中で本原稿を書いています。はやぶさ2から分離したカプセルが大気圏に突入し、大気との摩擦熱で発光しながら、帰還する姿にはウルウルしてしまいました。

2014年12月3日に地球を飛び立ってから6年の歳月が経っていました。はやぶさ2の本機はカプセルを分離後、地球を離脱して、次なる目的地に向かいました。

このニュースを見た子供たちの中から、宇宙を目指す人材がたくさん生まれるに違いないと考えています。私の母はこのニュースを見て、母が子供のころに読んだ絵本の話をしてくれました。絵本には「将来、動く歩道ができるだろう」「将来、人類は月に行くかもしれない」と書いてあったそうです。

15年後、母は高校の教員になり、修学旅行の引率で東京を経由した際に、初めてエスカレータに乗ったそうです。1960年代初頭のことだと思います。そして、1969年に人類は月に降り立ちました。今、はやぶさ2のニュースを見た子供たちが活躍する15年後、どの様な世界になっているのか。

どうか、次の15年後にどうなっているのかと、希望を持てる世界であることを願います。

中国は月でサンプルを採取

日本では、はやぶさ2のニュースの影に隠れていますが、2020年12月1日、中国の月探査機「嫦娥(じょうが)5号」が月面に軟着陸し、12月3日、月面の岩石や土壌の採取に成功し、地球に戻るために月面を離陸したそうです。

同じころ、アメリカのNASAは、月の表土サンプルを収集し地球に持ち帰るプロジェクトへの参加企業を募集、日本の企業も選定されたというニュースが流れました。宇宙資源の争奪戦が始まりつつあるようです。

宇宙の真理を追究する時代、違う流れが大きくなっていることを、楽しみとみるか、懸念とみるか、現時点では判断は避けますが、世の中の動きをしっかり見ておきたいものです。(宇宙天気防災研究者)

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