土曜日, 10月 23, 2021
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オンラインでもYOSAKOIは踊れる 筑波大学生サークル「斬桐舞」(下)

【車谷郁実】新曲の完成を目指し、オンラインでの振り入れが始まって、もうすぐ1カ月。初めての試みはうまく進んでいるのだろうか。

新曲の振り入れは週に2回で2時間程度。1回の練習に30~40人が参加している。振りは各パート2、3人が中心となって考えた。練習ではそのうちの一人が振りを教え、残りの人が部員の踊っている様子を観察して気づいたことを担当者に伝える。練習の様子は録画し、後で見返すことが出来るようにした。

手を広げ満面の笑みで踊ってる

オンラインでは相手に直接触れることができないため、腕の微妙な角度やつま先の向きなどの細かい部分を伝えることが難しい。担当者は「腕の角度は45度、つま先は外にむけて」など画面に各パーツのみを映しながら、動きを言語化して具体的に伝えている。

しかし、対面と違いオンラインでは同時に複数の人が会話をすることができない。自然と会話の数が減り、淡々と時間が過ぎてしまうこともしばしば。実際に振りを教えた小澤政貴さん(20)は「コミュニケーションをとることが難しく、相手がどう思っているかがわかりづらい」と不安げな様子を見せる。そこで、部員の進捗状況を把握するため、定期的に各自で動画を撮って提出してもらい、振りをどのくらい覚えられているか確認するようにした。

動画を見た部長の田中大輔さん(21)は「こんなに新入部員のみんなが踊れるようになると思っていなかった。自主練習を頑張ってくれたんだと思うととてもうれしい」と予想外の出来に驚きをみせた。新入部員の渥美和香奈さん(18)は録画された先輩の動画を0.5倍速で再生し、練習後それを見て自主練習に励んだという。練習を何度も見返すことが出来るというオンラインならではの良さを活かした。

また、オンライン練習では手をつないだり、ハイタッチしたりしながら踊ることができないなかで、多くの部員が手を画面いっぱいに広げて満面の笑みで踊っている様子も目立つ。新入部員の米谷はづきさん(19)は「先輩がニコニコ踊っているのを見て、画面越しでも楽しさが伝わった。対面だったらもっと楽しいんだろうな」とまだ知らないYOSAKOIの魅力に思いをはせている。

振り入れは9月いっぱいまで。全員に振りを覚えてもらった後、各々の動画をつないで一つの動画にする予定だ。田中さんは「引退前に必ず曲を完成させたい。リモートでも一体感を味わえる作品にしたい」と意気込んでいる。(筑波大学社会国際学群社会学類1年、ドットジェイピーインターン生)=おわり

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