月曜日, 3月 2, 2026
ホームスポーツ【夏の高校野球県大会】湖北、霞ケ浦 コールド勝ちで8強入り 土浦日大は4回戦へ

【夏の高校野球県大会】湖北、霞ケ浦 コールド勝ちで8強入り 土浦日大は4回戦へ

2020年夏季県高校野球大会は7日目の1日、2球場で3回戦の残り2試合と4回戦4試合が行われた。J:COMスタジアム土浦では土浦日大がつくば秀英を4-0で下し4回戦進出。土浦湖北は茨城キリスト教学園に13-0の大差で7回コールド勝ち、準々決勝に進出した。ノーブルホームスタジアム水戸で4回戦の霞ケ浦は鹿島学園に11-1で6回コールド勝ちを収めた。今大会は雨の影響で順延が重なり8強決定で打ち切りとしていたが、4強決定まで実施する。

3回戦 土浦日大はつくば秀英を完封

【土】中川 – 菅野 【つ】枩本、次郎丸、後藤 – 青木

【崎山勝功】土浦日大は、2回表に吉原蓮の安打を皮切りに、笠嶋大介の二塁打が続き2点を先制。つくば秀英は3回表に枩本匠に代えて次郎丸匡峻をリリーフに送るも、5回表に暴投や守備陣のエラーなどが重なったところへ、土浦日大が五十嵐明斗主将の適時打でさらに2点を追加し、4-0と引き離した。

完投した土浦日大の中川竜哉=J:COMスタジアム土浦

土浦日大エースの中川竜哉は8奪三振で完投、守備陣も堅守でつくば秀英に得点を与えず、完封勝ちを収めた。小菅勲監督は「久々の試合だったので調子が図りかねたが、投手戦でピッチャーに抑えてもらうしかないと思った。完封は上出来だった」と中川を高く評価した。

中川は「ピッチング自体はあまり調子が良くなかったが、残り3試合と決められているので、自分の持てる力を悔いのないよう出しきろうと思い、最初から腕を振っていった」と試合を振り返った。

主将の五十嵐は「今日は相手のエラーやミスで2点もらったので、打線がつながったわけではない。チャンスの場面での凡退は、もう少し工夫しなくては」と、次戦への改善点を挙げた。

完封負けを喫したつくば秀英の森田健文監督は「点の取られ方が悪く、守備からリズムをつくるうちの持ち味が出せなかった。打線は相手のファーストストライクの甘い球を狙おうとしたが、それが打てなかった」と敗因を分析した。

若井太陽主将は「守備から入る意識だったが、ミスから失点し流れが悪くなった。序盤、相手投手が変化球を置きにきたのを振っていけば、流れを渡さずに済んだかもしれない」と悔やんだ。

3回から8回まで力投した次郎丸は「先制されて苦しい展開だったが、相手を気にせず自分の投球ができた。3、4回はゼロで抑えたが、5回の失点は安易に攻めてしまった。もっと緩急や高低など広く使い、じっくり攻めていればエラーもなく、次の回に良い展開ができたと思う」と敗戦の弁を語った。

土浦湖北 下位打線が躍動

(7回コールド)【土】大坪、三浦、荒木 – 佐藤武 【茨】横山、綿引、蛭田、徳永 – 清水太

【池田充雄】土浦湖北は2・3回の攻撃で計6点を挙げ、試合の大勢を決めた。「引き付けてすべてのボールに対応しようという意識だった。最初はタイミングが早くフライを打ち上げていたが、後のバッターが修正し、狙い通りのつなぐ野球ができた」と田中海斗主将。

特に下位打線が躍動し、7~9番の3人がいずれも3打点を挙げた。7番の稲葉悠太は、2回には1死三塁から右前へ先制タイムリー、3回には2死一・二塁から右越えの2点二塁打という活躍ぶり。「新チームになってすぐ7番に抜擢されたが、打てなくて迷惑をかけていた。今大会では一つもミスがなく、ヒットも打てて3年生に恩返しができた」と感慨深げ。

3回表、生還した稲葉を迎える土浦湖北の選手たち=J:COMスタジアム土浦

4回以降は相手の2人目投手に対しやや淡泊な攻撃になったが、「いままでやってきたことをもう一度しっかりやろう」との小川幸男監督の檄(げき)を受け、7回に再び大爆発。打者11人で長短打6本を放ち、5点を奪ってコールド勝ちを決めた。

投手は3人のリレーで、前の試合から間隔が空いた影響からか、それぞれ調子はいま一つだったという。先発の大坪誠之助は「ストレートで腕に力が入らず力んでしまった。後ろに2人いいピッチャーがいるので安心して任せられる」と2回でマウンドを降りたが、「次は自分がちゃんと投げないと勝てないと思う。3日間あるので球威は戻せる」と、最終戦に向けて調整に励む構えだ。

霞ケ浦 打ち勝つ野球で大量得点

(6回コールド)【霞】山本、高松、前原、真仲-瀬川【鹿】猪俣、穂刈、常世田、渡辺、徳永、東風谷-野原、岡本

【高橋浩一】霞ケ浦は、3回戦の総和工戦で延長タイブレークに持ち込まれた反省から、打ち勝つ野球を追求し、2ケタ安打で大量11点をものにした。

この日2番に入った小田倉啓介主将は、3回と4回に2打席連続の二塁打、2打点を挙げ、チームの大量得点の足がかりを作った。「今まで情け  ない試合ばかりだったので何とか打ちたかった。みんながつないでくれたのでチームを勝たせるバッティングができた」と振り返る。

3回表無死二・三塁、斎藤拓生の左前打で佐々木が先制のホームイン

6回には相手投手の乱れから1死満塁とし、瀬川悠人の左前適時打や伊澤誠の中越え3点三塁打などで一気に6点を奪った。「今まで出ていない選手が気持ちを出し、食らいついたプレーをしてくれた。それがいままで出ていた選手にも伝わって、もっとやらなきゃいけないと、全員がまとまった試合だった」と小田倉。

「代わった選手が持ち味を出してヒットを打ってくれてうれしい。出ていなかった3年生が11人いたので、全員出すつもりで組み合わせを考えた。点数が入ったので思い通りに使えた」と高橋祐二監督。

次の試合は5日の準々決勝だが、日程の都合により本大会の最終戦となる。「2連覇という目標を掲げて1年間やってきたので、甲子園はなくなっても最後に気持ちよく勝って終わりたい」(小田倉)、「最後の試合なので20人フルメンバーで下級生も入れて、いつもの試合と同じ気持ちで戦う」(高橋監督)と、あくまで前向きに戦う姿勢を見せる。

➡NEWSつくばが取材活動を継続するためには皆様のご支援が必要です。NEWSつくばの賛助会員になって活動を支援してください。詳しくはこちら

スポンサー
一誠商事
tlc
sekisho




spot_img

最近のコメント

最新記事

創立40周年祝う つくば学園ロータリークラブ

市内で記念式典 社会奉仕団体、つくば学園ロータリークラブ(RC)の創立40周年記念式典が1日夕、つくば市内のホテル日航つくばで開かれた。同RC会員のほか、招待された県内RC代表も参加し、200人を超える大式典になった。つくば市内には、つくば学園RC、つくばシティRC、つくばサンライズRCの3クラブがあるが、会員数は学園RCが最も多い。 会員数3.5倍に 学園RCを代表して高田稔美会長(高田工務店社長)があいさつ。「このクラブは1986年7月、土浦RCのスポンサークラブとして、30人の会員で設立された。1985年に開かれた科学万博が成功のうちに終わり、地域が活気に満ちていた時代だった。当時、私は中学生だったが、地域発展の未来に期待していた。それから40年。つくば市は大発展し、私たちも地域の発展に寄与してきた」と述べた。 また、創立40周年記念式典の浦里浩司実行委員長(浦里酒造店会長)は「会長あいさつにもあったように、スタート時の会員は30人だったが、今では100人を超え、106人の規模になった。スポンサーの土浦RCはじめ、多くのロータリー会員のご指導にお礼申し上げる」と、会員の大幅増を強調した。 学園RC会員によると、茨城県内のRCで最も会員数も多いのは水戸RCで、学園RCは2番目という。土浦市内にも、土浦RC、土浦南RC、土浦中央RCの3クラブがあるが、学園RCのスポンサー(親クラブ)だった土浦RCの会員数は減少傾向にある。 3人のガバナーを輩出 高田会長、浦里実行委員長のあいさつのあと、瀬戸隆海ガバナー(県内全RCの代表、龍ケ崎RC会長)、県知事代理の久保三千雄県営業戦略部長、五十嵐立青つくば市長が来賓としての祝辞を述べた。 この中で、瀬戸ガバナーは「40年前というと、NTT民営化、科学万博、男女雇用機会均等法成立など、時代の大きな変化が始まろうとしている時期だった。学園RCは、たくさんの奉仕活動に取り組んでおり、RC活動に大きなインパクトを与えている。これらが未来に残るよう、今後の活躍を祈念している」と、活発な活動を続けるよう求めた。 学園RCもこれまで、筑波山江戸屋の吉岡昭文社長(当時)、つくば企画の野堀喜作社長(当時)、東光拓商事の大野治夫社長(当時)の3人のガバナーを輩出している。いずれも地元有力会社の経営者だ。 記念式典の途中、40年のクラブ活動の写真をAIで編集したスライドが壁面に映し出され、出席者はRC活動のいろいろなシーンに見入っていた。1時間半の式典のあと、会場は祝賀の宴に入り、夜遅くまで懇親を深めた。(坂本栄)

サンガイア、千葉に連勝 プレーオフ進出の可能性残す

バレーボールVリーグ男子のつくばユナイテッドSunGAIA(略称サンガイア、本拠地つくば市)は2月28日と3月1日、つくば市竹園のつくばカピオアリーナで千葉ドット(旧千葉ZELVA、本拠地千葉県千葉市)と2連戦し、共にセットカウント3-0で連勝した。これでサンガイアは通算成績16勝8敗で東地区5位。レギュラーシーズンは残り4試合で、他チームの結果次第では各地区2位以上によるプレーオフ進出の可能性も残す。 2025-26 Vリーグ男子(東地区)レギュラーシーズン(3月1日、つくばカピオアリーナ)サンガイア 3-0 千葉ドット25-2325-1522-17 つくばでのホーム最終戦となった1日、第1セットは拮抗(きっこう)した展開で、ブロックの隙を突く千葉の精密な攻撃に苦しんだサンガイアだったが、終盤に僅差(きんさ)をつけてセットを先取。第2セットは中盤以降一気に差をつけてセット連取、第3セットも勢いに乗ってものにした。 「昨日とはメンバーが替わった中で、チームとしてやるべきことを確認し、苦しい場面でも逆転されず我慢することができた」と、アウトサイドヒッターの川村駿介。同じくアウトサイドヒッターの畑中大樹は「アウェーでの4連敗から、自分たちの課題を見つめ直し、みんなで戦って手にした連勝」と話し、自分の攻撃については「序盤は緊張もあって肩に力が入ってしまったが、後半は気持ちを切り替えてチャレンジャーとして挑むことができた」と振り返った。 この日は川村、畑中の2人に加え、ミドルブロッカーには榮温輝、リベロには松浦友喜と、前日から先発4人を入れ替えて臨んだ。「昨日はミドルブロッカーの決定率が良く、今日もそこに相手がついてくると思ったので、バックアタックを積極的に使うなど、幅のあるいい攻撃ができた」とセッターの浅野翼。 川村はスピードとパワー、畑中は高さとパワーという持ち味をそれぞれ攻撃に発揮。榮と梅本鈴太郎が速攻などで揺さぶりをかけ、エースの長谷川直哉が要所を締める。それら全てのタクトを振るうのが浅野翼のトスワークだ。「縦にも横にも、相手に的を絞らせず、しっかりと立体的に攻撃を展開したことが勝利につながった」と浅野は胸を張る。 「昨季と違ってすごく選手層が厚くなっており、誰が出ても力を落とさずに、違ったスタイルのバレーができる。どのチームも対策を立てて試合に臨んでくる中で、できるだけ違うパターンでメンバー編成し、昨日と今日とで全く違うバレーを意識的にしている」と加藤俊介監督。 今季Vリーグは残り2節4試合。東地区は現在、首位から5位までが勝ち星4差の中にひしめく大混戦だ。サンガイアは、来週はホームの牛久運動公園体育館で長野GaRonsとの2連戦、再来週はアウェーの北ガスアリーナ札幌46で北海道イエロースターズとの2連戦に挑む。 「相手がどうこうではなく、自分たちが目指すバレーができれば結果は必ずついてくる。残り2週間で選手と共に今の課題を詰めきり、4試合を全部取ってわれわれが目指してきた今季の集大成を締めくくりたい」と加藤監督は意気込む。(池田充雄)

常陸牛のおいしさ発信拠点に つくば駅前に専門料理店「常陸牛 山水」

3月5日「常陸牛の日」にプレゼント企画 【PR】3月5日は「常陸牛の日」―。常陸牛のおいしさを発信する拠点として、つくば駅前のホテル日航つくば(つくば市吾妻)2階にこのほど、常陸牛専門の料理店「常陸牛 山水」がオープンした。オープン後、初の企画として「常陸牛の日」の5日、3000円以上の料理を注文したお客様に、常陸牛ロースト寿司一貫をプレゼントする。 松阪牛、神戸牛など全国各地のブランド牛の産地には、ブランド牛に特化した専門料理店が数多くある。一方、常陸牛に特化した専門料理店は県内にほとんどないという。 同店では、常陸牛の中でも厳選した牛肉を使い、ステーキ、しゃぶしゃぶ、すき焼き、会席料理などを提供する。厳選した常陸牛は、きめ細かく、とろけるようにやわらかで、濃厚な味わいと甘い脂が特徴の逸品だという。 2018年に同ホテルにオープンした「つくば山水亭 別亭」をリニューアルし、今年1月9日「常陸牛 山水」としてオープンした。つくば市小野崎の日本料理店「つくば山水亭」を運営するサンスイグループが引き続き手掛ける。 山水亭別亭は当初、魚中心の日本料理を提供していた。ステーキ、しゃぶしゃぶ、すき焼きの中から選べる常陸牛のメニューを提供したところ大変好評だったこと、つくば駅から徒歩2分のつくば市中心部に立地する料理店であることなどから、茨城県のブランド牛のおいしさを発信する拠点としてリニューアルした。 昼の部は2200円から、夜の部は2900円から1万5000円の会席コースなどを提供する。ステーキ、すき焼き、しゃぶしゃぶの中からメーン料理を選ぶことができ、いずれも常陸牛の澄まし汁、包み焼、大トロあぶり寿司、シチューなどを味わえる常陸牛づくし会席コース(12000円)などが人気だという。価格はいずれも消費税込。 常陸牛の日にプレゼントするロースト寿司についてサンスイグループレストラン事業部の小林剛本部長は「常陸牛はお寿司としてもおいしいのでぜひ味わっていただければ」と話している。 常陸牛は、指定生産者が月齢27カ月以上飼育した黒毛和牛のうち、肉の締まり、きめ、霜降りの度合い、光沢、脂肪の質などの肉質等級が4以上、かつ赤肉がどのくらい得られるかの歩留等級がB以上の、茨城県常陸牛振興協会が認定した高品質の牛肉。3月5日は1977年に同協会が設立されたことにちなんで「常陸牛の日」に認定された。 ◆「常陸牛 山水」の営業時間は午前11時30分~午後2時と午後5時30分~9時。座席数は60席。問い合わせは電話029-855-3313(同店)へ。

ウメの花の季節 チームで梅林を整備《宍塚の里山》133

【コラム・西川菜緒】宍塚の里山では、梅の花が見ごろを迎えています。梅の香りを想像することができますか? お日様が当たると、フワッと一気に香ります。鼻をスーと抜ける爽やかな香りに、里山の春を感じることができます。梅の花は、輪郭がはっきりしているので、一つひとつの花をじっくり観察し、香りを楽しむことをオススメします。 梅林を整備する活動を3年前から始めました。剪定(せんてい)チームの主なメンバーは、会が月に1回開催している「月例観察会」で偶然出会った、里山保全に関心のある、子育て世代の母3人組です。薪(まき)ストーブ、電気自動車といったエネルギーの話、肥料作り、米作り、家庭菜園、料理など食の話、DIYの話、染色の話と、話題は尽きません。会のイベントを通して、気の合う仲間に出会えたことに感謝です。 放置されていた梅の木は、好き勝手に枝が伸び放題。樹高も高くなり、さて、どこから剪定したらよいものか?と悩みました。しかも、私たちは剪定初心者。本を読んだり、You Tubeを見たりして、手探りで始めました。 「桜切るばか、梅切らぬばか」という、ことわざがありますが、枯れてしまうのでは?という不安から、なかなかバッサリは切れません。枝先をメインに少しだけ剪定したところ、6月ごろになると葉が茂りすぎて風通しが悪くなり、カイガラムシとアブラムシが大量発生しました。 それではと、思い切った剪定をおこなうと、徒長枝(とちょうし)と呼ばれる、異常に勢いよく伸びる枝が大量に出てきたり、突然の剪定に木が弱ってしまい、木肌にコケが生えたり、落葉が早まる、なんてこともありました。花が咲く時期に受粉作業をすると、実の付きがよくなるのですが、せっかく付いた実も、なぜか熟す前にポトポト落ちてしまうこともあります。 広がる里山保全交流の輪 剪定を始めて気が付いたことは、木をよく観察すること。枝の向きや重なり具合、木肌の様子、陽当たり、風通しなどですが、短期間で結果が出るものではありません。長い目でじっくり取り組むことが大切だと感じています。 花芽(はなめ)がついている剪定枝は家に持ち帰り、温かい室内で花瓶に生けておくと花が咲きます。桃の節句が近づくこの時期、おひな様の横に飾って楽しみます。剪定枝はほかにも、染料にしたり、太い枝は薪として利用できます。 うれしいことに、剪定チームに参加するメンバーが増えてきました。剪定チームの活動を通して、里山保全の交流の輪を広げていきたいと思います。(宍塚の自然と歴史の会 会員)