【鈴木宏子】新型コロナウイルスの新たな感染者について県は10日夜、土浦市立新治学園義務教育学校に勤務する、牛久市在住の50代女性教職員の感染が判明したと発表した。
2日に発熱し、9日帰国者・接触者外来を受診、検査の結果、10日感染が分かった。県はさらに濃厚接触者などを調べている。県内の感染者は10日までに計91人になった。
児童・生徒と接触無し
土浦市教育委員会指導課によると、女性教員は2日朝出勤したが、熱が出たためすぐに早退した。
同校では6日に新学期が始まり在校生が登校、7日に入学式が催され、その後臨時休校となっている。女性教員は3日以降、出勤していないことから、児童・生徒との接触は無いという。
感染判明を受けて同校は17日まで、教職員を自宅待機とする。女性教員が発熱した2日から経過観察期間として2週間以上を設ける。ただし女性教員と接触していない一部の管理職は出勤し、保護者からの電話対応などに応じるという。
同校では臨時休校中も保護者が家庭で面倒を見られない子どもを、学校の教室と、学校敷地内にある放課後児童クラブで受け入れていたが、17日まで、学校と放課後児童クラブいずれも子供の受け入れを取り止める。
同課によると、11日朝現時点で、体調不良を同校教職員はいないという。