市立図書館と市民ギャラリーを核とした再開発ビル、アルカス土浦が同駅前に27日オープンするのを前に16日、内部が報道関係者に公開された。図書館では新たに、保育士が乳幼児を預かる託児サービスを開始することなども明らかにされた。県内2番目という。
毎週火曜日午前10時~午後2時の間の1時間、0~2歳の子どもを預かって、育児中の親などに本に親しむ時間を提供するという。
2~4階の図書館は面積5120㎡と県内市町村で最大規模。開館時の蔵書数は約35万冊。市内外だれでも本を借りることができる。開館時間は月~金曜が午前10時~午後8時。土日曜・祝日は午前10時~午後6時。休館日は月曜だが、第1月曜と祝日は開館する。
1階市民ギャラリーでは27日からオープニング展が催され、フランスの印象派画家、モネの「ポール=ドモワの洞窟」(県近代美術館所蔵)が展示される。開館時間は午前10時~午後6時。月曜休館(祝日は開館)。オープンギャラリーは50㎡を1日2500円(市外は3800円)で貸し出す。
施設は4階建て。総事業費は旧施設解体と新施設建築費などが約75億円、図書館内装工事費が約11億4000万円、ギャラリー内装工事費が約4億2000万円の計約90億6000万円。2006年の都市計画決定以来、2度の事業休止を経て11年越しで完成した。
駐車料金は、アルカス土浦駐車場(82台収容)と市営駅西駐車場が2時間まで無料、市営駅東駐車場が3時間無料。(鈴木宏子)