木曜日, 11月 20, 2025
ホームつくば地元若手監督の最新作鑑賞し応援 18日つくばでシネマカフェ 制作秘話など生トークも

地元若手監督の最新作鑑賞し応援 18日つくばでシネマカフェ 制作秘話など生トークも

若手映画監督が制作した自主映画を鑑賞し、監督との交流を楽しむ「つくばcinemaカフェ」が18日、つくば市下平塚の手作り工房「にれ工房」で開かれる。地元出身の若手監督を応援し、映画を架け橋に新たな出会いの場を作ろうと2013年に始まったプロジェクトで、今年で5回目。

牛久市出身で筑波大芸術専門学群卒の飯塚貴士監督の最新作「おばけナンバーワン」や、飯塚さんの友人で第3回にも出演した秦俊子監督の最新作「パカリアン」などを上映する。両監督とフリーアナウンサーの木村さおりさんによる、映画制作の秘話などが生で聞けるトークショーも行われる。

第1回から出演している飯塚監督は人形とミニチュアセットを用いた作風が特徴。監督、脚本、撮影、美術、音楽、登場人物の声をほぼ1人で行っている。飯塚監督の友人で第3回にも参加した秦監督はコマ撮りアニメーションを多く制作、俳優の斎藤工さんとコラボレーションした作品も話題となっている。

同プロジェクトのメンバーでトークショーの司会を務める木村さんは「会場のにれ工房の木の温もりあふれる空間で、参加者が映画を見ながら一体となって盛り上がれるアットホームな雰囲気をぜひ味わってほしい」と参加を呼びかける。(大志万容子)

◆開場は午後5時、開演午後6時。参加費は一般1200円、小学生以下600円(お茶付き)。申し込みはメール(saori@tonesdirection.jp)で。問い合わせは☎090・1057・7626(佐山さん)

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地元企業から社協へ 福祉活動への寄付金を贈呈

つくば市に本社を置く関彰商事(本社筑西市・つくば市、関正樹社長)の「セキショウふれあい基金」から20日、同市社会福祉協議会(会長・松本玲子副市長)に50万円の寄付金が贈呈された。20日、つくば市役所で贈呈式が催され、市社協会長の松本玲子副市長は「幅広く、地域福祉への貢献のために有効に活用することで、さらにつくばへ貢献していきたい」と語った。 セキショウふれあい基金は、地域の社会福祉貢献活動を支援することを目的に1999年に創設された。会社と職員のほか、同社の顧客から募った寄付金をもとに、県内外で福祉貢献活動をする団体や自治体に寄付活動を行っている。今年で26年目を迎え、東日本大震災の際には茨城県と福島県いわき市に、2019年の台風19号、23年の台風13号の際には被災した自治体に義援金を寄付した。22年に守谷、常総、坂東、つくばみらいの4市が連携しウクライナ避難民を受け入れた際には、生活支援金として200万円を寄付している。 関彰商事によると、県内に44あるすべての社会福祉協議会に対して、9年かけて寄付を行っていくとし、今年はつくば市をはじめ、阿見町、美浦村、河内町、牛久市に50万円ずつ寄付する。 寄贈式のあいさつで、関彰商事の葉章二常務取締役は「高齢者や障害者、子どもたちなど、地域で支援を必要とされる方々へ幅広く活用されることを希望している。つくば市社会福祉協議会が推進しているさまざまな活動に役立てていただければ」とし、「今後も地域とのつながりを大切にし、地域貢献の一環として社会福祉活動を支援していきたい」と語った。(柴田大輔)

民有地の建物内にセアカゴケグモ 土浦市が注意呼び掛け

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30年にわたり筑波山を撮影 会沢淳さんが写真展 ダイナミックな自然、見るものを圧倒

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【コラム・川浪せつ子】今年は夏が長くて、秋はあっという間におしまい? そんな中でも、紅葉狩りは楽しみですね。筑波周辺には、思いのほか紅葉のきれいな場所が多いです。「かつらぎ公園」(つくば市春日)もその一つです。市立春日学園義務教育学校の裏にあり、あまり知られていないかもしれません。 この公園にはテニスコートがあるため、常駐している方もいます。また、池が2つあり、石組の小川でつながっています。そこで見つけたのは、左側の落ち葉お掃除の様子。私は、いろいろな場所で(空港や海外でも)お掃除道具を見るのが大好きです。ついスケッチしてしまいます。日本では、空港掃除係の方が「プロフェショナル」として話題になったこともありました。 お掃除のプロフェッショナル プロと言えば、私の属している全国組織の団体の方の話です。そこで県のトップとして長年活躍していた方が、高齢になり仕事を辞めました。その方はその後も地域に貢献していきたいとシルバー人材センターに登録し、お役所関係の場所のお掃除を始めました。 「トイレのウォシュレットを引き出して、ここまでキレイにしているのは、多分、私くらい」との言葉を聞いて、感動してしまいました。だから、仕事を通して皆さんに信頼され、自分も誇りを持って生きてきのだと。その心持ちで何十年も仕事をしてきたプロだったのですね。 誇りを持って仕事をこなしていくことは、簡単ではないのではないでしょうか。たとえ誰も見ていない、誰にも認められなくても、手を抜かず仕事をこなしていくのは、結構シンドイです。主婦業はそんな感じですね。普通の人は褒められたいし、収入も多くと願うものです。自分を褒め淡々と、仕事も家事もこなしていける人でありたいと思いました。 宅配さんが東屋でお弁当 ちなみに、「かつらぎ公園」は紅葉の時期でなくても癒される場所です。お昼時、小さな東屋で、宅配便のお兄さんがお弁当を食べていました。何でもない、そんな日常がいとおしくなる公園です。(イラストレーター)