【谷島英里子】土浦協同病院がある土浦市おおつ野から同市神立中央の神立駅東部を結ぶ都市計画道路、田村沖宿線の延伸道路が25日、一部開通した。2016年に移転した土浦協同病院へのアクセス時間の短縮や通学路の安全確保が期待される。午後3時からの開通に先立ち、中川清市長や益子正寛土浦警察署長らが参加して安全祈願式典やテープカットがあり、関係者や地元住民が完成を祝った。
今回開通したのは市道I級13号線交差点から県道戸崎上稲吉線交差点までの区間1.4キロで、白鳥町、神立東1、2丁目の地域。13年度に着手し、16年には同病院移転に合わせて国道354号交差点(おおつ野団地入口)から市道I級13号線交差点までの区間約500メートルを開通した。合わせると、延長1.9キロの整備を終えたことになる。残り1000メートルは部分開通をしながら、20年度までに全線開通を目指す。
道路は、菅谷小学校、土浦第五中学校の児童生徒の通学路ともなるため、安全が確保できるよう、歩道とは別に自転車専用の通行帯が設置された。カラー塗装で車道との区別がある。
式典で中川市長は「土浦協同病院へのアクセスが格段に向上し、この地域の南北方向の道路網が強化されることを大いに期待している」と述べた。