【伊藤悦子】2月7日放映の土浦のインターネットテレビ「Vチャンネルいばらき」NEWSつくばチャンネルは、県霞ケ浦環境科学センター(土浦市沖宿)の環境活動推進課主任、永吉航さん、主事大森那月さんの2人をゲストに招き、2月、3月に行われる2つのイベントについてインタビューした。

◆環境学習フェスタ 2月15日(土)午前9時30分~15時45分、霞ケ浦環境科学センター。入場無料。土浦駅東口臨時駐車場から無料送迎バス運行

県内の小中高生による学習発表会や、環境保全に取り組む団体による工作教室を通して、県民の環境保全に対する関心を高めてもらう。

学習発表会では、北は大子町から南はつくばみらい市までの児童・生徒が集まり、日々の環境活動や環境学習の成果を発表する。小学生は夏休みの自由研究の成果などが多く、中高生は部活動で1年を通して行った研究や、先輩から受け継いだ研究を発展させた発表が多いそうだ。「一般の方たちも発表会を聞くことができます。興味を引く内容なので、ご覧になってください」と大森さん。

霞ケ浦の生き物フィギュア作りや、マリモ作りが体験できるコーナーなど、環境保全に取り組む団体による工作教室ももりだくさんだという。かすみがうら市水族館からは、移動水族館もやってくる。

常陸牛の牛すじカレーや、ローズポークで作ったソーセージなど飲食コーナーもあるため、1日中楽しみながら環境を学ぶことができる。土浦市の「つちまる」などご当地キャラクターとの撮影会もある。

◆第4回河川ガイドツアー「恋瀬川編」 3月22日(日)午前10時~15時10分、雨天決行。参加は無料。小学生以上対象で、小学4年生未満の児童については保護者の同伴が必要。先着40人(要事前申し込み)

恋瀬川は、石岡市、かすみがうら市から、霞ケ浦に流れ込んでいる。河川ガイドツアーでは、職員と一緒に上流から中流、下流をめぐる。水のつながりを体感し、水や自然のめぐみを感じて、環境を大切にする気持ちを高めることを目的としている。川が変化していく様子を観察しながら、実地に水質検査も行える。霞ケ浦に流れ込む河口付近では野鳥が見られ、センターが用意した双眼鏡で観察できる。

永吉さんは「恋瀬川の上流は写真では用水路のようですが、実際に見ると全く印象が異なるので驚くと思います。現地に行ってみないと体験できません。恋瀬川の細い流れが途中でいろいろな水を集め、霞ケ浦に豊かな水を注ぎこんでいることを実感いただければ」と話す。

問い合わせは茨城県霞ケ浦環境科学センター(電話029-828-0960)