【谷島英里子】筑波大生など5人が「議員インターンシップ」を間もなく修了する。2カ月間、議員と行動を共にしながら、議員の仕事や政治と社会のつながりについて学んだ。土浦市のインターネットテレビ、VチャンネルいばらきのNEWSつくばチャンネルで21日、議員インターンシップに参加した5人をゲストに招いて活動の成果を聞いた。

NPO法人ドットジェイピーが企画した議員インターンシップで、出演したのは筑波大の阿部光多さん(19)、川崎誠也さん(19)、池田有さん(18)、小田和樹さん(20)と、帝京科学大の前野樹さん(20)の5人。議会傍聴、公共施設見学、教育や福祉行政の調査、観光などをして政治や仕事の現場を学んだ。

特に印象に残ったことについて池田さんは、博物館の役割は市の貴重な物や古い物を展示するだけだと思っていたが、博物館には子どもたちに昔からの知恵や伝統を伝える役割があることを知り、「歴史に興味がある人や学者だけではなく一般市民にとっても重要」だと感じた。

小田さんは土浦駅周辺のにぎわいづくりについて「市役所や図書館、キララちゃんバスなど人が集まるまちづくりができていてすばらしいと思った」と話した。

土浦の良いことで5人が口をそろえたのが子育てや福祉の充実。「図書館には勉強ができる学習室や子どもの遊び場があり、福祉の面では精神障害者の社会復帰へ向けたプランがあった。住んでみたくなります」と感心していた。

学生らは30日につくば市内で報告会を行い、活動の成果を発表するという。