月曜日, 5月 6, 2024
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《続・平熱日記》2 ちょっと朝ドラ的な感じで②

斉藤家は明らかに女系家族。親戚の中でも珍しい男兄弟の私と弟。でもって、それぞれに娘2人。小さいころは夏休みの度に帰省して仲良く過ごしていた娘たちも、この10年余りはそれぞれの道を歩み出し会うこともなくなりました。 ところで、牛久で新築を手掛けるために我が家に弟が居候するところから、朝ドラ的な半年が始まるわけですが…。その手伝いを兼ねてしばらくぶりに弟の嫁さんが我が家を訪れたのを皮切りに、次女が就活で滞在し、長女がカナダから一時帰国で泊まるなど懐かしい顔で我が家はにぎわいました。 そして、家の完成も間近に迫ったころ、長く寝たきりだった母が亡くなります。斉藤家が久方ぶりに集まり、これで朝ドラ的な半年が幕を閉じると誰もが思いました。実は40年近く朝ドラを見たことがないのですが、朝ドラの肝は「つづく」ですね。いいところで「つづく」。 さて、母の葬儀も終わり家も無事完成。「おわり」と思いきや、「つづく」の字幕。「パパ、週末の予定は?」長女からのメールです。そんなこと聞かれたことがないのにと、いぶかりながら「特に予定なし」と返すと、「彼氏が挨拶に来たいって」。 週末、お洒落して出かける娘を見て、彼氏がいることはなんとなく分かってはいましたが、まさかの「ご挨拶」ときました。畳に正座、着物の袖に手を入れて腕組みし、緊張の面持ちの父―なんてイメージですが、現れたのはさわやかな好青年。かるーく挨拶をしてからの「結婚します」に「はい、どうぞ」。 近所の洋風居酒屋に場所を移し和やかに会食。朝ドラ的な半年の最終回はワインで乾杯する場面で「おわり」ました。めでたし、めでたし。 さて、やや微熱気味だったこの半年が過ぎ、いつものように犬のフーちゃんと散歩に出かけた折、ふと目に留まった白い花。お茶の花です。柔らかく小さな白い花。ちょいとつまんで持ち描くことにしました。どうやら平熱日記が続けられそうです。(斉藤裕之)

図書館がブックカフェに変身 来年2月、筑波学院大 地元スイーツなど提供へ 学生が起業へ準備

筑波学院大(つくば市吾妻)図書館1階が来年2月、ブックカフェに変身する。日本地域資源学会会長で同大の塚原正彦教授による起業講座「おいしいプロジェクト」で学ぶ経営情報学部の学生が、地元産のおいしいスイーツなどを提供する。図書館で味わいながら学ぶという、新たなミュージアムビジネスを起業する試みだという。 来年2月21日~3月10日の約2週間実施する。併せて同大本館内のフランス料理店、グルマンで地元食材を使った食事を提供する計画だ。 新たな試みに向け11月から、食に関わる新しいビジネスを展開している地元起業家ら計約10人を授業に招いて、2、3年生16人が、商品の新しい見せ方や提供の仕方を研究している。 15日は、蔵出し焼き芋「紅天使」を開発し、つくば市松野木の直営店などが人気のサツマイモ製造・加工・販売会社「ポテトかいつか」(かすみがうら市)の貝塚みゆき社長を招いた。仕事への思いや起業の志などを聞き、実際に焼き芋、ジェラート、サブレ、ロールケーキ、大学芋などを味わいながら、図書館でどのように提供するのかなどを話し合った。 今後さらに、レンコン、イチゴ、ワイン、結城紬、笠間焼などの新商品開発を手掛ける地元起業家を招いて研究を深める。 2年の西村瑠夏さん(20)は「地域の宝物を地域の人が分かりやすいようにデザインして発信することをやっていきたい」などと話している。(鈴木宏子)

≪吾妻カガミ≫17 地方と首都を繋ぐ産学銀

10月下旬、大学時代のゼミ同窓の懇親会があった。1970年卒だから皆70歳を超えている。でもメンバー14人のうち死んだのは弁護士をやっていた1人だけ。中学や高校の同窓会をやると、クラスの10%程度は死去と記されているから、平均よりも生存率が高いのではないか。近況報告では病気や旅行の話が多いが、現役で活躍している奴もいる。 学生を地方に派遣 大手電機会社を退職した後、世田谷区にある私立大の学長をやっているU君。在京大学生の80~90%は首都圏出身という話をしていた。われわれの時代は地方出身が多かった。80~90%が地方出であったような気がする。このシェア逆転は何を意味するのか。首都圏に富が集まり高学歴の再生産が進んでいるということではないか。地方を元気にしないと首都と地方の格差がますます拡がる。 U君の大学は面白い取り組みをしている。学生を地方に派遣し、地域の「いいもの」を探させ、大学に近い自由が丘商店街(目黒区)で販売している。派遣先は函館から石垣島まで全国10数カ所。茨城のかすみがうら市もその一つという。この「産」と「学」の結びつきを応援しているのが筑波銀行。彼は「地方創生には産・学・銀(行)連携が大事」と言う。 この試みは学生にとっても好ましい。首都圏生まれの学生が地方に「いいもの」探しにいくことで田舎のよさを知るきっかけになるからだ。もちろんビジネスセンスを磨くこともできる。 大学がモールも経営 国立大を定年退職したあとも近代史研究を続けているY君。最近、米カリフォルニア州にあるスタンフォード大学に資料探しに行った。「大学の経済学部がショッピングモールを経営しているのには驚いた。日本では大学の店舗経営などありえない。私立大ということもあるのだろうが…」。国立一筋の彼にはショックだったようだ。 歴史資料探しでも、米国の大学の取り組みには驚いたという。彼が訪れたのはスタンフォード大の中にある「フーバー・インスティチュート」。この組織は終戦直後東京にオフィスを置き、戦前戦中のナマ文書を精力的に収集した。その集積が同大の「売り」になっている。 そこで彼が探したのは、満鉄上海事務所が集めた中国共産党情報。結局発見できなかったそうだが、好奇心はまだ旺盛だ。彼の話で感心したのは、大学運営の一環として大型ショッピングセンターも経営しながら、戦争相手国に乗り込んで戦時情報を徹底的に収集する米大学のスタンスだ。 大手商社OBが幹事をした飲み会は、仏料理コース、出席11人でシャンパン、白ワイン、赤ワイン各2本、会費1万3,000円。首都と地方ではこの辺の感覚にも格差があるようだ。(坂本 栄)

巨匠モネ作品を特別展示 土浦新図書館・ギャラリー27日開館記念 41のイベントで盛り上げ

土浦市立図書館と市民ギャラリーを核にした再開発ビル「アルカス土浦」が11月27日、JR土浦駅前にオープンする。開館を記念して、印象派の巨匠モネの「ポール=ドモワの洞窟」が特別展示される。モネの出身地フランスにちなんで来年1月末まで毎週土・日曜に、フランスと土浦の食、アート、文化をテーマに41のイベントが催され、にぎわいを演出する。 10月30日、定例記者会見でオープニングイベントを発表した中川清市長は「(41のイベントで)駅前からまちなかへ、ぶらりと歩いてみたくなるような雰囲気づくりを進めていきたい」と話した。一方、市の財政事情から経費を抑えたイベントとなるという。 モネの作品は県近代美術館が所蔵し、同館の移動美術館として1階ギャラリーに展示される。併せて「茨城ゆかりの洋画家たち」と題して、明治から大正期の洋画家、中村彝(つね)のほか、土浦出身の鶴岡義雄、塙賢三らの油絵など計59点が展示される。期間は11月27日から来年1月14日まで。 フランスにちなんだイベントは「駅前ぶらりライブラリー」と題して、アルカス土浦や市役所前のウララ広場を中心に開催される。 市民らが撮影した風景や笑顔の写真でつくる「ポール=ドモアの洞窟」のモザイクアート、県立土浦工業高校の生徒がペットボトルで作るエッフェル塔が展示されるほか、シェフによるフランス料理講座、ワイン通に知られる同市田中、土浦鈴木屋のワイン講座、マルシェ(市場)、コンサート、ワークショップなどが催される。 12月9日には村上龍など著名な作家の本の装丁を数多く手掛ける装丁家、鈴木成一さんのトークライブが開催。クリスマスイブの12月24日は1階屋外広場から4階屋上公園までをつなぐ屋外階段で、新郎新婦の門出を祝う届け出挙式なども催され、駅前を盛り上げる。 アルカス土浦のアルカスは、アートとカルチャーのスペースの頭文字をつなげた造語。1階が同市初の市民ギャラリー、2~4階が新市立図書館になる。図書館の面積は約5120㎡と県内市町村で最大規模。土浦駅西口からペデストリアンデッキで直結し、中心市街地を活性化する交流拠点となることが期待されている。 図書館の開館時間は平日が午前10時から午後8時。土日・祝日は午後6時まで。休館は第1月曜日を除く毎週月曜日で、月曜が祝日の日は開館する。駐車料金は2時間まで無料の方向で現在検討中という。(鈴木宏子)

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