日曜日, 4月 18, 2021
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新教育長に入野浩美氏 土浦市

土浦市は1日、人事異動の辞令を交付した。2012年10月から8年半、教育長を務めた井坂隆氏が任期途中の3月31日付で退任し、新教育長に前県教育庁総務企画部長の入野浩美氏(60)が就任した。 入野浩美土浦市教育長 入野氏は高崎経済大学経済学部卒。県教育庁福祉厚生課長、文化課長、総務課長などを歴任し、3月31日、県職員を定年退職した。水戸市在住。任期は井坂前教育長の任期の来年9月末まで。 新設のこども未来部に初の女性部長 機構改革は、出会いから結婚、妊娠、子育てまで切れ目のない支援をワンストップで行うため子育て支援関係業務を集約し、こども未来部を新設した。同部には同市初の女性部長となる加藤史子・前保健福祉部障害福祉課長が就任した。

アライグマ対策追い付かず 捕獲数13年で166倍超、防除は住民任せ

茨城県の「第2次アライグマ防除実施計画」が31日に期限を迎える。特定外来生物に指定されるアライグマは、「生態系への被害防止のため最終的には野外からの完全排除を目標として防除を行う」とする県の説明の一方で、防除対策は住民に任され増加に歯止めはかかっていない。次年度以降の対策はどうなるのか。県は「4月中旬頃を目安に正式な公表を予定」していると説明する。 9頭が1499頭超に 2月末の段階で、今年度に県全体で捕獲されたアライグマは1499頭。増加傾向が顕著になった2007年度は、わずかに9頭だった。茨城で初めて野生のアライグマが観測されたのが1994年。個体数の増加とともに生息域も広がった。 国により2009年「特定外来生物」に指定されたアライグマは、生態系への影響が強く危惧され、対策の緊急性が高いことから、2016年には「緊急対策外来種」のリストにも載った。県内ではつくば市、土浦市を含む12自治体が、最もアライグマが定着しているとの想定から「重点防除対応地域」になっている。「防除」とは、「予防と駆除」を同時に行うことを意味する。 県によると農業関連の被害額は、2019年度が約855万円。被害が顕著なイノシシによる被害額が9000万円であることに比べるとまだ少ない。全国的には2000年に3600万円だったものが、2018年は3億7500万円に増えている。 県は2010年、アライグマ防除実施計画を策定し対策を進めてきた。2016年には改めて5カ年間の「第2次アライグマ防除実施計画」を再策定した。その間も、捕獲された個体数は増加の一途をたどっている。

土浦お花見さんぽ 《私家版吾妻カガミ》

霞ケ浦総合公園 26日(金)午後、うちの奥さんと2人で霞ケ浦総合公園(土浦市大岩田)に出かけました。この公園は自宅から歩いて10分と近く、毎早朝、豆柴犬と散歩しているところです。ですから、どこにどんな桜の木があるか、開花の度合いどの程度か、知り尽くしています。それでも、天気予報でこの日は20℃を超えることを知り、「昼、花見に行こう」となりました。幼稚園や小中学校が春休みに入ったこともあり、平日にもかかわらず子どもたちでいっぱい。上の写真は、公園のシンボルでもある風車を桜越しに撮ったもの、土浦市の桜まつり旗を桜とセットで撮ったもの、周回路沿いの桜と奥さんの後ろ姿を撮ったもの、です。 桜川堤 土浦市を流れる桜川の堤には、霞ケ浦の河口部から、上流の学園大橋まで桜の木が植えられています。何本あるか知りませんが、相当な数になります。いつ植えたかも知りませんが、相当な古木です。土手下の河川敷に椅子を持ち込み、うちの奥さんと豆柴犬とで、近くで買った弁当を食べるのが例年の花見でが、今年はその時間が取れず、26日(金)午後、弁当なしの花見になりました。下の写真は、コロナ禍を心配する市の看板、堤の桜の古木を撮ってみました。 桜川堤=土浦市生田町ほか

センバツ初のタイブレーク制す 常総学院が1回戦突破

阪神甲子園球場で開催中の第93回選抜高等学校野球大会は、大会5日目の24日、常総学院(茨城)が延長タイブレークの末、9-5で敦賀気比(福井)を破り、1回戦を突破した。土浦市中村西根の常総学院高では学校応援が行われ、吹奏楽部や陸上部、剣道部などの生徒約110人が甲子園へ向けて熱い声援を送った。 校内に陣取る吹奏楽部、迫力の応援 試合は2回表、常総学院が1死満塁から敵失と暴投、さらに伊藤琢磨の2点適時打などで4点を先制。8回表には秋本璃空の中前適時打で1点を加えた。対する敦賀気比は後半に得意の粘りを見せ、7回に3点、8回に2点を返し、5-5の同点で今大会6度目の延長戦に入った。 延長戦で常総学院は8回からマウンドに上がった2人目の大川慈英、敦賀気比は9回からこの日2回目の登板となった今井がそれぞれ尻上がりに調子を上げ、互いに得点を許さない。13回から選抜大会では初のタイブレークに突入した。

リーフレットで中城通りの歩き方 土浦生まれ・育ちの女子大生が卒業制作

土浦生まれ土浦育ちの女子大生が、卒業制作で中城通り(土浦市中央)のリーフレットを作成した。A4判、両面カラーを3つ折りにして、コンパクトに持ち歩けるようにしている。制作したのは今月12日、筑波学院大学を卒業した秋間綾乃さん(22)だ。 リーフレットを制作した秋間綾乃さん=筑波学院大学(つくば市吾妻) 同市小岩田で生まれ育ち、2019年12月家族とともに土浦駅近くに転居した。新型コロナ感染拡大の影響で緊急事態宣言が出た2020春、中城通りを初めて歩き、江戸情緒あふれる街並みや雰囲気に強く惹かれたという。そのとき「卒業制作は中城通りの魅力を伝えるリーフレットを作りたいと思った」と話す。 掲載したスポットは「まちかど蔵大徳」「まちかど蔵野村」「沼尻墨僊(ぼくせん)寺子屋跡地」「矢口家住宅」「喫茶 蔵」「吾妻屋総本店」の6カ所。中城通りは、旧水戸街道の宿場町、土浦の商業の中心として栄えた。現在は、土浦の歴史散策の観光拠点となっている。 写真もすべて自分で撮影、案内文は同市図書館で関連図書を借りて調べ、作成したという。ピクトグラム(絵文字)やマップ、文字装飾などすべて秋間さんによるデザインだ。

雨の中、自転車担いで悪路を走る 土浦でシクロクロス競技

障壁などが設けられた荒れ地のコースをオフロード競技用自転車で走る「シクロクロス」の大会「2020-21茨城シクロクロス第3戦土浦ステージ」(茨城シクロクロスつくば事務局など主催)が21日、土浦市川口のりんりんポート土浦で開かれた。朝から雨が降りしきる中、県内外から参加の276人が悪戦苦闘のレースに挑んだ。 シクロクロスはオフロードを走る自転車競技の一種で、1周数キロの舗装・未舗装が入り混じる不整地のコースを周回する。 コースには柵などの人工の障壁が設けられ、必ず下車して自転車を担がなければならない部分が作られている。今回は荒れ地に加えて、周辺のアスファルト舗装路などもコースに組み込んだため、雨で滑りやすくなった路面に多くの参加者が苦しめられた。 雨の中、荒れ地のコースを自転車で駆ける参加者たち=同 競技種目は年齢・実力別に分かれて行われ、1周約2キロの特設コース(小学生向けは1周約1.5キロ)で周回レースを実施し、タイムを競った。 このうち中学生以上の女性が参加する「CL2+CL3の部」で優勝した福田咲絵選手は「全然ダメだった。不完全燃焼だった」と自身のレース展開に不満を見せながらも、「優勝してこんなに(賞品の)お米をたくさんもらえてうれしい」と喜んだ。

さまざまな光で見せる、ふるさとの湖 せきごうさん写真展「北浦・霞ケ浦百景」

土浦市在住の映像ディレクター兼写真家、せきごうさんの写真展「北浦・霞ケ浦百景」が17日から土浦駅西口前のアルカス土浦1階、土浦市民ギャラリーで開かれている。展示作品は50点ほど。季節や気候、時間帯などで千変万化する湖の姿をとらえた。 会場で迎えてくれるせきさん せきさんは霞ケ浦をテーマの一つに据え、長年撮り続けてきた。始まりは「汚い湖というイメージが定着し、美しかったかつての姿を取り戻そうと、多くの人が活動してきた。それに写真で関わるには、とにかく霞ケ浦の美しい面をとらえなくてはと考えた」ことだった。 国土交通省が定義する霞ケ浦は、西浦・北浦・外浪逆浦という3つの湖をつなぎ、常陸利根川が利根川に合流する常陸川水門(逆水門)までを含んだ広大なエリア。湖面積は220平方キロで琵琶湖の約3分の1だが、周囲長は琵琶湖よりも20キロほど長い約250キロ。この全域をぐるりと囲むように、景色の良い場所を選びながら、まんべんなく撮り歩いた。 2017年に前著「平成土浦百景」を刊行した後、どうせなら霞ケ浦でも百景をやろうと意識し始めたそうだ。 展示の中心は、マジックアワーと呼ばれる日没前や日の出直後の時間帯を長時間露光で撮ったもの。朝焼けや夕焼けで湖面がドラマチックな色に染まり、風による表情の変化も大きい。風がつくる波のうねりが縞模様として現れ、風のないときは水鏡となって空や周囲の景色を映し出す。

「謎解きやボードゲームの魅力伝えたい」 元スタッフら土浦に開店し1年

県内唯一とされる謎解き・ボードゲームカフェが、土浦駅西口近くのモール505(同市川口)にある。「AsoVIVA JOKer(あそびばジョーカー)」という店だ。つくば市内にあった体験型ゲーム店の元スタッフたちが昨年1月、オープンした。筑波大出身のスタッフらが、同店オリジナルのゲームや謎解きを制作している。 運営するのは土浦市のイベント制作団体、ジョーカープロジェクト(JOKER PROJECT、矢口優希代表)だ。店内には400種類を超えるボードゲームや謎解きなどが並び、いずれも時間制で利用できる。「脱出ゲーム」も常設されている。 同団体は、2016年4月に閉店した脱出ゲームの常設店「アジトオブスクラップつくば」の元スタッフたちが「こんなに楽しい場所が無くなるなんてもったいない」と結成した団体だ。結成後、数年間はイベント制作を行いながら事業を準備し、昨年1月、念願の店舗営業をスタートさせた。 店内の様子 ボードゲームは専用のボード上で駒を動かしたり置いたりして遊ぶゲームの総称だ。「ボードゲームと言われるとよく分からないかもしれないが、日本だと『人生ゲーム』『人狼』『モノポリー』と言われればピンとくると思う。コロナ禍で自宅にいる時間が増える中、家族が顔を合わせてコミュニケーションをとる道具として再注目されてきている」と話すのは、店長で土浦市在住の井上恵(めぐみ)さん。

土浦の老舗と女子高生がコラボ「Wこんにゃく釜めし」新発売

つくだ煮とうなぎの老舗、土浦市大和町の小松屋食品(柳生剛社長)が、大成女子高(水戸市五軒町)と共同開発した新商品「Wこんにゃく釜めし」の発売が、3月から始まった。県北地域に伝わる伝統食材「凍みこんにゃく」を手軽に食べてもらおうと、レトルトパックの炊き込みご飯の素として考案された。 凍みこんにゃくは、厳冬期の外気と天日でこんにゃくを凍結乾燥させた珍しい食材。江戸時代に県北の山間部に伝わり、今では3社だけが製造を続けている。 これに着目したのが、大成女子高で「地域デザイン」を受講する3年生20人。地域デザインは、将来の自分に必要な能力を、社会と関わりながら身に付ける、同高独自の教科「キャリアデザイン」の中の1コース。地域の魅力を再発見し、発信するための一つの手段として、特産品を使った商品開発をしている。 生徒たちは2年次から、凍みこんにゃくを製造するクリタ(大子町上岡)の栗田晋一社長に話を聞き、製造の様子などを実際に見学し、歴史や食べ方、苦労や課題などを学んできた。 その後、イノベーション教育で習得したアイデア発想方法やプレゼンテーション技術を活用し、さまざまな商品プランを考えて栗田さんに提案、その中から「これはぜひ」と選ばれたのが「Wこんにゃく釜めし」だった。 右手に凍みこんにゃく、左手に「Wこんにゃく釜めし」を持つ柳生さん=土浦市大和町の小松屋店舗

霞ケ浦二橋構想25年「莫大な費用と時間要する」

霞ケ浦に二つの橋を架ける「霞ケ浦二橋架橋整備構想」ー。霞ケ浦二橋建設促進期成同盟会を構成する土浦市など8市町村は昨年11月、県議会に陳情書を提出し、二橋構想の早期具体化などを要望した。 この構想は、霞ケ浦の土浦入りと高浜入りの二つの入り江に橋を架け、北は茨城空港、東関東自動車道水戸線の茨城空港北インターチェンジ(IC)を経て茨城港常陸那珂港区へ、南は圏央道と利根川に架かる若草大橋を経て幕張新都心までをつなぐという壮大な構想だ。 土浦市、小美玉市、河内町など8市町村が、1996年に「霞ケ浦二橋建設促進期成同盟会」を設立し、以来、県はじめ関係機関に建設促進を訴え続けてきた。しかし未だ奏功せず、25年が経過している。 陳情書はほかに、美浦栄線バイパスと竜ケ崎阿見線バイパスの整備促進、千葉茨城道路と百里飛行場連絡道路の整備促進の早期実現を訴えた。 この問題について、開会中の県議会第1回定例会(2月26日~3月24日)で論戦が展開され、県側は、美浦栄線、竜ケ崎阿見線バイパスのほか、霞ケ浦周辺では、石岡小美玉スマートICと茨城空港をほぼ直線で結ぶ茨城空港アクセス道路などを整備し、さらに圏央道の4車線化、東関東道水戸線の整備などにより、霞ケ浦周辺地域は産業立地(企業進出)や、茨城港・鹿島港湾物流の増加、茨城空港による国内外との交流の促進など、地域振興のポテンシャルが極めて高いと指摘した。 その上で、現時点で霞ケ浦二橋構想は「その整備に莫大な費用と時間を要する構想」であり、公共施設の老朽化対策など、他の財政需要の拡大見込みを踏まえつつ、沿線開発の状況、費用対効果などを勘案しながら、「長期的な視点で取り組む必要がある」(知事答弁)との考えを示唆するにとどまった。

PR不足などが課題に つちうらMaaS実証実験をシンポジウムで総括

【池田充雄】観光客の周遊促進や市民の移動手段確保を目的に実施された「つちうらMaaS(マース)実証実験」の活動発表が11日に行われた。この日、県県南生涯学習センター(土浦市大和町)で開かれた「つちうらMaaSシンポジウム2021」プログラムの一つとして、つちうらMaaS推進協議会の松上英一郎会長(関東鉄道社長)が報告した。 実証実験は2月15日から3月12日まで、4種類の事業で展開された。 利用実績は目標の半分強 活動報告するつちうらMaaS推進協議会の松上英一郎会長 そのうちの1つ、ジョルダン「乗換案内」アプリによるキャッシュレス化実験は、ジョルダン社(本社・東京)の経路検索アプリ「乗換案内」の付帯サービス「ジョルダンモバイルチケット」を使い、土浦市内のバス、遊覧船、観光施設、物販・飲食店の支払いをキャッシュレス決済する。「アプリを利用し、複数の公共交通やモビリティーを最適に組み合わせ、検索・予約・通信・決済などを一括して行うサービス」というMaaS本来の定義に最も則した実験といえる。

作家の夢が膨らんだ土浦時代 新川帆立さんインタビュー

【池田充雄】宝島社主催の昨年の第19回『このミステリーがすごい!』大賞を受賞した新川帆立さんの『元彼の遺言状』は1月に刊行されるや、1カ月半で18万部を突破し、今も部数を伸ばし続けている。東京大学法学部卒業、弁護士、そしてプロ雀士としての活動経験もあるという異色の作家だが、高校時代の3年間を土浦で過ごした経歴から、地元にもファンを増やしている。土浦で作家の夢が膨らんだという新川さんに、当時の思い出や自作について語ってもらった。 にぎやかだった駅前の商店街 ―幼少期を宮崎市で過ごし、父の転勤に伴う形で県立土浦一高へ入学。住居は霞ケ浦の近くで、桜川の土手などもよく散歩した。春は桜が一斉に咲いてすごくきれい。湖上にはヨット部の人たちが帆を浮かべていて優雅な感じ。当時は駅前の商店街もにぎやかで、イトーヨーカドーのミスドで友達と一緒に勉強したり、モール505の「かつら」でもんじゃ焼きを食べたり。あと一高前の「特米弁当」が麻薬的なおいしさで、よくお昼に食べていた。 新川さんもロマンを感じた、土浦一高の旧土浦中学校本館 ―2006年から09年にかけての高校生活になる。当時の思い出は。すごく楽しくて本当にいい思い出しかない。小中学生のころは周りから宇宙人みたいに見られていたが、一高に来たら私より変な人がいっぱいいて、それで楽になれた部分もある。大人な人が多く、多様性を認める環境だったのかなと思う。私は好奇心が強い方で、興味を持ったことは何でもやってみようと、囲碁部に入って囲碁や麻雀を覚えたり、趣味とか楽しみが少しずつ広がった時期だった。高校の友達とは今でも一番仲がいい。一高祭でお化け屋敷をやったり、一緒に花火大会に行ったり、青春ぽいことをいろいろ経験した。旧本館へは弦楽部の友人の練習を訪ねて行ったり。明治維新や大正ロマンの香りあるハイカラな校舎で、旧制中学の流れをくむ学校の伝統が感じられた。

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新入生ら「筑波大に入ってよかった」 つくばの食料無料配布に240人

「筑波大に入ってよかった」。無料配布の食料を受け取った筑波大の新1年生たちから歓喜の声が上がった。つくば市天久保の松見公園で18日、食料の無料提供会(学生応援プロジェクト@つくばーPEACE(ピース)主催)が開かれ、入学したばかりの筑波大学1年生をはじめ、大学生や家族連れなど約240人が食料を求めて集まった。 無料配布会の情報をツイッターで入手した新入生らは、入学後に新しくできた友人らと一緒に並び、米(1袋2キロ)やカップラーメン、レトルト食品などの保存食、ネギなどの生鮮野菜、日用品などを受け取った。新入生らは仲間内で「こんなにたくさんもらえた」「筑波大に入って良かった」など喜びあった。 食料無料配布会を告知する主催団体の公式ツイッターは在学生や新入生の間では広く共有されており、多くの大学生らが「ツイッターで(無料配布を)知った」と口をそろえた。会場では、生理用品への出費が負担となる「生理の貧困」に悩む女子学生に向けた無料配布も行われた。 食料の無料配布を求めて並ぶ大学生たち=同 特に他県からつくばに転入した新入生の間では、食料無料配布は非常に喜ばれた。栃木県出身の筑波大1年生男子(18)は「主食から何までもらえた」と感謝した。「来たばっかりなのでお金も大変。引っ越しにあたって家具も揃えないと」と、つくばでの新生活を始める際の経済的な負担を訴えた。 愛知県出身の筑波大1年生男子(18)は「入学したばかりなのでうれしい。愛知県だと(食料無料配布会が)中々ない。お米もいただけたので助かった」と語った。「こんなに(食料を)もらえるとは思ってなかった」という群馬県出身の筑波大1年生男子(18)はと驚きを隠せない様子。「もう少し生活が安定してゴールデンウイーク過ぎからアルバイトを始めようと思っていた」という。

越冬ヒメトビウンカの防除を 田植え控える県西・県南に警告

田植えシーズンを控え、茨城県病害虫防除所(笠間市、農業総合センター病害虫防除部)は、県西、県南の一部地域で水稲被害のイネ縞葉枯病(いねしまはがれびょう)の多発傾向がみられると警告している。同病は発病してから治療方法がないため、田植え前のイネの苗に薬剤施用を行うことが重要だとしている。 イネ縞葉枯病は、ヒメトビウンカという体長約3~4ミリの害虫により媒介されるウイルス病。イネはこのウイルス(RSV)をもった保毒虫に吸汁されると同病に感染し、葉の緑色がかすり状に黄化したり、生育不良となったり、出穂期には穂が奇形となり実らなくなるなどから減収を余儀なくされる。 発病の警戒には、ウイルスを保有するヒメトビウンカの割合(保毒虫率)が大きく影響する。県では、ヒメトビウンカ越冬世代幼虫のRSV保毒虫率(ウイルスを持った虫の割合)5%以上を、葉剤の育苗箱施用による防除を推奨する目安にしているが、今年の調査では県西地域11地点中10地点、県南地域ではつくば市などを含む4地点中2地点で、5%以上の高い保毒率を示している。 ヒメトビウンカはRSVに感染したイネを吸汁すると保毒虫となり、死ぬまでウイルスを媒介し続け、また保毒虫が産卵した卵から生まれた幼虫はウイルスを保毒している。幼虫はイネ科の雑草などに生息して越冬するため、翌年も発生する可能性が高くなるという。 同防除所は、田植え期前のイネの薬剤施用に加え、6月中・下旬に水田に薬剤散布を行うと防除効果が期待できるとしている。

正岡子規『水戸紀行』追歩(6) 《沃野一望》26

【コラム・広田文世】灯火(ともしび)のもとに夜な夜な来たれ鬼我(わが)ひめ歌の限りきかせむ とて 明治22年(1889)、東京から水戸へ友人を訪ねて歩き出した正岡子規は、土浦市内をぬけ真鍋の急な石段を上がる。高台より霞ケ浦を俯瞰(ふかん)する。令和の時代の土浦市民としては、霞ケ浦を眺望していただいたことが、悪印象を残してしまった土浦の、せめてもの救いになる。 「この断崖に立ちて南の方を見れば果して広き湖あり。向ひの岸などは雨にて見えず。されど霞浦とは問わでも知られたり」 真鍋あたりの旧水戸街道は真鍋の町なかから急坂をあがり、土浦一高の手前で旧6号国道に合流する。子規は、石段を上がったとあり、善応寺の裏手あたりの道かとも推察されるが、判然としない。現在残されている旧水戸街道とは、いくぶん異なっているようだ。 土浦一高は、旧制土浦中学校。本館は明治37年竣工の重厚な建物で、重要文化財に指定されているが、子規が真鍋へ来訪した時点では、この本館はまだ建設されていない。子規が『水戸紀行』を歩いた時代は、それほど古い過去の出来事。 ところで文化財の旧本館、われわれの年代は卒業年度に実際に校舎として使用させてもらった。夏になると高い天井からダニが降ってきたり、冬は床板の隙間から寒風が吹きあげたりしたが、やはり味わいのある校舎だった。

土浦市消防団に「通訳隊」発足 県内初

大規模災害時、外国人に対応 大規模災害が発生した際、日本語が話せない被災者に通訳をする機能別消防団「通訳隊」の発足式が17日、同市田中の土浦市消防本部で開かれ、日本人5人、中国人2人の計7人が団員の辞令を受けた。 安藤真理子市長は「通訳隊は茨城県初であり、全国的にも数少ない。市内には約4400人もの外国人が住んでいる。皆様の通訳で土浦市の安心安全が守られる」とあいさつした。 辞令を受け、川﨑団長(左)に宣誓をするリ・ヨウさん 通訳隊は避難所で通訳をしたり、り災証明書などの申請の際、窓口などで通訳を行う。英語、中国語、スペイン語、タイ語の4カ国語に対応できる。