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筑波大出身の東田旺洋選手、クミ2025アジア選手権出場へ

パリ五輪陸上男子100メートルに出場した筑波大学出身の東田旺洋(ひがしだ あきひろ)(29)選手=関彰商事所属=が、27~31日、韓国クミ市で開催される「クミ2025アジア陸上競技選手権大会」の日本代表に選出された。100m競技への出場が予定されている。 東田選手は、昨年8月3日に行われたパリ五輪で10秒19(追い風0・6メートル)の1組5着という結果で予選敗退となったが、スタート反応速度は0.129と、出場選手72人中1番のタイムという非凡な才能を見せた。昨年の日本選手権は2位、2019年のインカレ、国体は優勝している。 東田選手は「昨年のオリンピックに続き、今大会でも日本代表に選んでいただいた。韓国の地で走れることを光栄に思う。持ちタイム的には厳しい戦いになることが考えられるが、万全の準備を行い大会に臨む。目標は決勝の舞台で勝負すること。日本代表として恥じない走りをしたい」などとコメントを出している。 アジア選手権は、9月に東京・国立競技場で開催される「東京2025世界陸上競技選手権大会」の出場権獲得につながる重要な大会に位置付けられている。 東田選手は1995年奈良県で生まれ。 奈良市立一条高から筑波大、同大学院に進み、栃木県スポーツ協会を経て、関彰商事に入社した。関彰商事ではヒューマンケア部ウェルネスサポート課に所属し、仕事をしながらトレーニングに励んでいる。東田選手の記録は60メートル6秒59、100メートル10秒10、200メートル20秒60。(榎田智司) ➡東田選手の過去記事はこちら(24年7月10日付、同8月19日付)

7カ国34人を歓迎 日本つくば国際語学院

学校法人つくば文化学園が運営する日本語学校「日本つくば国際語学院」(つくば市松代、東郷治久理事長兼校長)の2025年度4月生の歓迎会が24日、同市小野崎、つくば山水亭で開かれた。ミャンマー、中国など7カ国から来日した18歳から39歳までの34人が、鮮やかで多彩な民族衣装などに身を包み、新たな一歩を踏み出した。 今回は入学式という名称を使わず、かしこまらない形での会となった。新入生の出身国はほかに、ネパール、スリランカ、韓国、ベトナム、インド。今回はミャンマー出身者が15人と最多となった。 歓迎会では、出席した33人全員が一人一人自己紹介をした。それぞれ習いたての日本語で、年齢、日本でやりたいこと、趣味などを語った。「日本語を学び、大学や大学院で勉強したい」「日本の有名な観光地を回ってみたい」などと話す人が多かったが、「韓国の女性が好きです」と言う新入生もおり、会場を笑わせた。 在校生を代表してネパール出身のサヒ・マンジュさんがあいさつし「最初入学式に出た時は歓迎のあいさつも分からなかった。今ではこの学校で頑張ったかいもあって、自分が歓迎のあいさつをする立場になった。家族のことを思い寂しくなったこともあったが、友人たちのおかげで乗り切れた。自分の力を信じてがんばって欲しい」と新入生に歓迎の言葉を送った。 東郷理事長は「日本語を学ぶことによって日本の文化を学ぶことができる。言葉はつなぐものであり、日本語を通じて世界の友達と話してもらえたらいい。これから、楽しいことと、少し大変なこともあると思うが、困ったことがあったら、学校職員や先輩を頼ってほしい」などと語った。 その後、新入生、全校生徒の順で記念撮影会が行われ、最後は歓迎パーティで盛り上がった。 東郷理事長は記者らの質問に答え「入学者はこれからもっと増えそうな感じがする。世界的に外国人排除の動きがあるが、日本は今でも先進国であり、日本に来たがっている人は大勢いるので、学校もたくさんの留学生を受け入れられよう準備したい。当校では、後楽園や大洗水族館に行ったりするリクリエーションも実施しており、評判も良い」などと話した。(榎田智司)

見事に矢が的中 日枝神社で流鏑馬祭 土浦

土浦市沢辺の日枝(ひえ)神社で6日、流鏑馬祭(やぶさめまつり)が催された。伝説の登場人物にふんした鎧(よろい)武者が、馬にまたがって長さ150メートルほどある境内の馬場をゆっくり進み、立ち止まって、3カ所に立てられた的に向かって馬上から矢を放った。 一の矢から三の矢まで見事に命中すると、大きな拍手がおこった。当日はあいにくの雨模様だったが約600人の見物客が訪れ、写真愛好家らが矢を打つ瞬間を待ち構えるなど、にぎわった。 境内にすみついた大ザルが村里の作物を食い荒らし村人に害をなしたことから、領主と、弓の達人である家臣が大ザルを退治したという言い伝えをもとにした祭りで、県指定無形民俗文化財に指定されている。山ノ荘地区の平和と五穀豊穣を祈願し、毎年4月の第1日曜日に催される。 開会式には、青山大人、国光あやの衆院議員、土浦市観光協会の中川喜久治会長などがあいさつし、伝統行事の大切さなどを述べていた。日枝神社総代代表で同流鏑馬保存会の宮本勉会長(75)は「これからも未来に向けて続けていければよいと思う。昨年から稚児行列の衣装が変わるなど工夫している。地域全体でもっと盛り上がってくれれば」と話した。 日枝神社は、山ノ荘と称される小高、沢辺、東城寺、小野、大志戸、本郷、永井、今泉、粟野の9カ村の総社で、796年に創建されたと伝えられている。(榎田智司)

「動物に触れ合い、愛情と根気を」 つくば国際ペット専門学校で入学式

動物分野で国内有数の専門学校、つくば国際ペット専門学校(つくば市沼田、東郷治久理事長)の入学式が5日、つくば国際会議場で催された。ペットビジネス学科のドックトリマー、愛玩動物看護師・動物衛生看護、ドッグトレーナー、ペットケア総合の4つのコースに、全国各地から206人が入学した。 高橋仁校長は「皆さんがこの学校を選んでくれたことはとてもラッキーなこと。美しい場所で学べる幸福も含めて、新しいことに挑戦してほしい。皆さんには(在学中ずっと生徒1人が1匹の子犬を世話する)パートナードッグが待っている」と式辞を述べた。 東郷理事長は「来年30周年を迎える(犬のテーマパークの)『つくばわんわんランド』をバックボーンにしている当校は最高の環境。必要なものは愛情と根気であり、動物に触れ合うことによって身に付く。皆さんの夢をかなえるために教職員一同尽力します」と祝辞を述べた。 続いて在校生代表を代表してドッグトリマーコースの大須賀新奈さんが歓迎の言葉を述べ「学校生活は忙しかったが、発見の連続でやりがいがあった。投げ出さず、あきらめずやっていければ、技術を身に付けることができると思う。学校、先生、自分自身を信じて思い出をたくさんつくりましょう」とエールを送った。 これを受けて新入生を代表しドッグトレーナーコースの松島リザさんは「大きな期待と希望をもって、夢の実現のため頑張っていきたい。動物たちとの触れ合いや仲間たちとの支え合い、助け合いを通じて成長していきたい」と決意を述べた。 入学式に参加した新入生の中山桃夏さん(18)は「動物が大好きなので、この学校に入れてうれしい。友達もたくさんつくりたい」と話していた。 式典では併せて、3月29日に東京ビッグサイトで行われたジャパンケネルクラブ主催のトリミング競技大会で、トリマーコースの小堀美空さんと大友愛希が最優秀技術賞、遠藤晴希さん、小橋川花蓮さん、田島由紀乃さんが優秀技術賞を受賞し、同校が優秀養成機関賞を受賞したことが報告され、同クラブトリマー試験委員の高尾諭さんから東郷理事長に賞状とトロフィーが授与された。(榎田智司)

「人格の完成を目指せ」 日本国際学園大つくばキャンパスで入学式

2期生87人が入学 昨年4月に開学した日本国際学園大学(橋本綱夫学長)の入学式が4日、同大つくばキャンパス(つくば市吾妻)で催され、第2期生87人が入学した。旧筑波学院大学から大学名を変更し2回目の入学式となった。 総代として、白い民族衣装をまとったスリランカ出身のサンタナ・デワゲ・ハルシ・ナワォデヤ・デウミニ・シルバさんが橋本学長から入学許可書を受け取った。新入生87人のうち44人は留学生で、中国、スリランカ、ベトナム出身者などが多いという。 橋本学長は式辞で「本学を支えている考え方は、大学で幅広い教養や知識を習得するだけではなく、問題解決能力や創造力といった、人格の形成を目指している。実社会に出たら必要なものはコミュニケーション力であり、本当に役に立つ人間を目指してほしい」とメッセージを送った。 新入生を代表して茂木翔太さんは「恵まれた環境で学ぶことができることはとてもうれしい。それぞれの目標に向かって勉強するのはもちろんのこと、物事を多くの視点から見られるよう、学び、社会に貢献していきたい」と述べた。 在校生を代表して経営情報学部ビジネスデザイン学科の寺門光穂さんは「この大学の特徴は、先生と距離が近く何でも親身になって相談できるところ。学生生活を送るにあたって、時間をかけて待つだけではいけない。自ら進んで行動することが大事」だと新入生に向けてエールを送った。 当日は3日間続いた雨も止み、桜が咲く中での入学式となった。中国出身の新入生で留学生の森拓也さん(18)は「まずは日本語の会話がちゃんと出来るようにしたい。これからは情報が大事だと思うので、AIなど学べれば良い」などと話した。 同大は1990年、東京家政学院大の筑波短期大学として開学。96年に4年制の筑波女子大学になり、2005年に男女共学の筑波学院大学になった。大学の運営は19年度に東京家政学院から学校法人の筑波学院大学に移り、23年からは学校法人名を日本国際学園に変更した。昨年からは姉妹法人の東北外語学園(仙台市、橋本理事長)が運営する仙台市の東北外語観光専門学校に新たに日本国際学園大学の仙台キャンパスを設置した。(榎田智司)

高安、決定戦で初優勝逃す 地元土浦で約200人が声援

大相撲春場所は23日、エディオンアリーナ大阪で千秋楽を迎えた。3敗で並んだ土浦市出身の元大関で前頭4枚目の高安(35)=田子ノ浦部屋=は、優勝決定戦で大関の大の里(24)=二所の関部屋、阿見町=に敗れ、惜しくも初優勝を逃した。高安が優勝に絡むのは9回目。高安の地元の土浦では、駅前の市役所1階でパブリックビューイング(PV)が催され、約200人の市民らが、応援の横断幕やうちわを掲げながら大きな声援を送った。 高安は取組で、小結の阿炎(30=錣山部屋)に落ち着いて対応し、立ち合いで変化した相手に左上手をガッチリつかんで土俵に投げつけ、上手出し投げで勝つと、土浦の会場は大いに盛り上がった。 千秋楽結びの一番で大の里が琴桜(27)=佐渡ケ嶽部屋=に勝ち、高安との優勝決定戦が決まった。初優勝への望みをつないだ高安に向けて、土浦の市民らから大きな拍手が起きた。今度こそという大きな期待がかかったが、念願はかなわず、大の里の圧力に屈し、送り出しで土俵を割ると、会場からは大きなため息と悲痛の声が漏れた。 今度こそはと応援 観戦席の最前列で声援を送った「高安土浦後援会」会長の中川清・元土浦市長(79)は「今度こそはと思って応援したが、かなわず、とても残念だった。20年も相撲をとっているのだから優勝してほしかった。また頑張ってほしい」と語る。 安藤真理子市長は「高安関の正々堂々とした取組は、地元土浦に勇気と元気をもたらしてくれた。惜しくも優勝を逃したが、これからも自分を信じ精進し、ますますの活躍を期待しています」とコメントした。 水戸市から来た加富昭子さん(75)は「家族7人で応援に来た。今日は勝つシーンもあり楽しかったが、最後、優勝が出来なかったので、とても残念で、力が入らない」と話していた。 高安は技能賞を受賞した。優勝した大の里は横綱昇進に向けての第一歩となった。(榎田智司)

「利他的行動とり社会の役に立って」 日本国際学園大学で卒業式

日本国際学園大学(つくば市吾妻、橋本綱夫学長)で17日、卒業式が催された。128人の卒業生を前に橋本学長は「世界は自国の利益を追求する時代へと変わってきた。今後一層競争が激化する社会で生き抜くために重要となるのはAIとデータだ。本校では経営情報学を学んだと思うが、利他的な行動をとることが必要。社会の役に立つようがんばってほしい」とエールを送った。筑波学院大学から名称を変更し、昨年4月、日本国際学園大学として開学後、初めての卒業式となった。 卒業生を代表して経営情報学部メディアデザインコース4年の犬嶋美雨さん(22)は答辞で「大学生の集大成として臨んだ卒業研究は、想像していたより多くの経験と学びを与えてくれた。扱った研究テーマの中で、私たちは案外自分のことを不確かにしか知らないまま生きていることがわかった。実験も一人では出来ないように、自分一人だけの知識思考では自分の特性すら知ることが出来ない存在であることを知った。大学で得た知識や経験を生かし、これからの未来を歩んでいきたい」と語った。 犬嶋さんは大学時代を振り返り「卒業研究は大変だったが、楽しい学生生活を送ることができた。仕事は介護職、資格などをとりしっかり仕事をしていきたい」と述べた。 式典では、卒業生を代表して経営情報学部4年の佐藤碧さんが橋本学長から学位記の授与を受けた。優秀な成績や功績があった卒業生に褒賞が授与され、経営情報学部4年の佐藤碧さんに学長賞、同4年の日高悠希さんに理事長賞、矢治竜乃介さんに大江賞がそれぞれ贈られた。 同大は1990年、東京家政学院大の筑波短期大学として開学。96年に4年制の筑波女子大学になり、2005年に男女共学の筑波学院大学になった。大学の運営は19年度に東京家政学院から学校法人の筑波学院大学に移り、23年からは学校法人名を日本国際学園に変更した。昨年からは姉妹法人の東北外語学園(仙台市、橋本理事長)が運営する仙台市の東北外語観光専門学校に新たに日本国際学園大学の仙台キャンパスを設置した。 つくばキャンパスは、国際教養モデル、英語コミュニケーションモデル、現代ビジネスモデル、公務員モデル、AI・情報モデル、コンテンツデザインモデルがあり、これらのモデルから選択し専門の学びを深めることができる。外国人留学生は日本文化ビジネスモデルで学べる。昨年の新入生からは、開学とともに選択できる学びに変わった。(榎田智司)

「利他的行動とり社会の役に立って」 日本国際学園大学で卒業式

日本国際学園大学(つくば市吾妻、橋本綱夫学長)で17日、卒業式が催された。128人の卒業生を前に橋本学長は「世界は自国の利益を追求する時代へと変わってきた。今後一層競争が激化する社会で生き抜くために重要となるのはAIとデータだ。本校では経営情報学を学んだと思うが、利他的な行動をとることが必要。社会の役に立つようがんばってほしい」とエールを送った。筑波学院大学から名称を変更し、昨年4月、日本国際学園大学として開学後、初めての卒業式となった。 卒業生を代表して経営情報学部メディアデザインコース4年の犬嶋美雨さん(22)は答辞で「大学生の集大成として臨んだ卒業研究は、想像していたより多くの経験と学びを与えてくれた。扱った研究テーマの中で、私たちは案外自分のことを不確かにしか知らないまま生きていることがわかった。実験も一人では出来ないように、自分一人だけの知識思考では自分の特性すら知ることが出来ない存在であることを知った。大学で得た知識や経験を生かし、これからの未来を歩んでいきたい」と語った。 犬嶋さんは大学時代を振り返り「卒業研究は大変だったが、楽しい学生生活を送ることができた。仕事は介護職、資格などをとりしっかり仕事をしていきたい」と述べた。 式典では、卒業生を代表して経営情報学部4年の佐藤碧さんが橋本学長から学位記の授与を受けた。優秀な成績や功績があった卒業生に褒賞が授与され、経営情報学部4年の佐藤碧さんに学長賞、同4年の日高悠希さんに理事長賞、矢治竜乃介さんに大江賞がそれぞれ贈られた。 同大は1990年、東京家政学院大の筑波短期大学として開学。96年に4年制の筑波女子大学になり、2005年に男女共学の筑波学院大学になった。大学の運営は19年度に東京家政学院から学校法人の筑波学院大学に移り、23年からは学校法人名を日本国際学園に変更した。昨年からは姉妹法人の東北外語学園(仙台市、橋本理事長)が運営する仙台市の東北外語観光専門学校に新たに日本国際学園大学の仙台キャンパスを設置した。 つくばキャンパスは、国際教養モデル、英語コミュニケーションモデル、現代ビジネスモデル、公務員モデル、AI・情報モデル、コンテンツデザインモデルがあり、これらのモデルから選択し専門の学びを深めることができる。外国人留学生は日本文化ビジネスモデルで学べる。昨年の新入生からは、開学とともに選択できる学びに変わった。(榎田智司)

貴重な野生種、最新の園芸品種など500点を展示 16日から「つくば蘭展」

筑波実験植物園 世界有数の野生ラン保全施設である国立科学博物館 筑波実験植物園(つくば市天久保)で16日から、企画展「つくば蘭展」が開催される。同園が保有する「つくばコレクション」のうち開花中の貴重な野生種約200 点と、協力団体が丹精込めて育てた普段見ることのできない最新の園芸品種や失われつつある貴重な古典品種など300点の計500点を公開する。 今回は、学習帳の表紙を撮り続けたことで知られる写真家で自然ジャーナリストの山口進さん(2022年逝去)の渾身の力作「ランと昆虫の共生をとらえた」の追悼展示や、オーストラリアやヨーロッパの野生ランの実物も展示する。 同館植物研究部 多様性解析・3保全グループ長の遊川知久さんによると、ラン科植物はキク科と並んで種類が多く、2万8000種の野生種がある。その姿は多様性に富み、一目ではラン科とはわからない種もある。見分ける方法は、特殊化した花弁と花粉、小さくて軽い種子、クッションのような根などの特徴だ。7割は着生植物で木の上で生活している。身近にもラン科の植物がいて、ネジバナなど普段雑草とし扱っている繁殖力の高い種類もいるという。 研修展示館入口付近に展示するのが、バニラの木。バニラもラン科だという。メキシコ産のバニラ・プラキフォリア、バニラアイスなどでおなじみの香りを持つ。遊川さんはボルネオ産のバニラ・ボルエンシスを比べて、おびき寄せる動物の違いでも匂いが変わってくると説明する。 教育棟では、山口進さんによるランと昆虫の共生をとらえた貴重な写真のほか、虫をだまして命をつなぐオーストラリアやヨーロッパの野生ランの実物を展示する。熱帯資源植物温室では、つくば洋蘭会など愛好団体が育てた園芸品種など、研修展示館では筑波実験植物園のコレクションから世界の美しく、珍しい花を200点展示する。 遊川さんは「故山口進さんの写真は、何週間もかけて撮られたとても貴重なもので、ランと昆虫の不思議な共生のストリーを味わって欲しい」と来場を呼び掛ける。(榎田智司) ◆企画展「世界のランが大集合!つくば蘭展」は16日(日)~23日(日)、つくば市天久保4-1-1、筑波実験植物園で開催。開園時間は午前9時~午後4時30分(入場は4時まで)。関連イベントとして、植物園研究最前線と題した講座や、展示ガイド、オンライン講演会、栽培講座、持ち込み相談コーナー、鉢植え販売などのイベントも開催される。会期中無休。入場料は一般320円、高校生以下と65歳以上は無料。障害者手帳所持者とその介護者1人無料。つくば蘭展のホームページはこちら。詳しくは電話029-851-5159(同園)へ。

「勇気を持って次の目標に」 189人が巣立つ つくば国際ペット専門学校

  つくば国際ペット専門学校(同市沼田、東郷治久理事長)の卒業式が8日、つくば国際会議場(つくば市竹園)で催された。189人の卒業生を前に高橋仁校長は「きょう皆さんは憧れの職業へのスタートラインに立った。勇気を持って次の大きな目標へと立ち向かってほしい。他人を認め尊重できる人間になってほしい」とエールを送った。 東郷理事長は「『わんわんランド』という環境があるため、実際に動物に触れ合いながら学ぶことが出来たと思う。愛情と根気を身につけ、真のプロフェッショナルを目指し、胸を張って巣立って欲しい」と卒業生に祝辞を述べた。 卒業生代表として答辞を読んだドッグトレーナーコースの綱川未来さんは「入学当時は不安だったが、先生や仲間の力でなんとかやってこられた。(学園祭の)犬友祭では苦戦し、自分の実力を知ることになったが、とてもためになった」と語った。 式典では、公認訓練士などの公認資格試験の実施と公認資格発行などを行っている一般社団法人ジャパンケネルクラブから、同法人によるトリマーB、C級、ハンドラーC級、愛犬飼育管理士の合格者へのライセンス授与や、ビジネス能力検定3級と愛玩動物看護士の表彰なども行われた。 式典の最後には、在学中の思い出を振り返る映像が会場の大スクリーンに映し出され、参加した保護者らからも卒業生に向けて大きな拍手が起こった。 ペットケア総合コースを卒業した栃木県小山市出身の尾島葵さん(22)は「ペットケアに関することを幅広く学べたので良かった、卒業後は動物病院で働くことになっているので、経験を生かし頑張りたい」と語った。 同校は1997年にトリミングスクールとしてスタートし、県内初の動物分野の専門学校として2006年に開校、現在は、ドッグトリマー、ドッグトレーナー、ペットケア総合、愛玩動物看護師、動物看護福祉の5コースと、22年4月に開設した日本初となる通信制コース、通信制ペット学科(3年制)に計約450人が在籍している。在学中ずっと、生徒1人が1匹の子犬の世話をする「パートナードッグシステム」が特色で、隣接地にはグループ企業による犬のテーマパーク「つくばわんわんランド」(同市沼田)があり、現場で実習を積むことが出来る環境が整っている。(榎田智司)

霞ケ浦のアメリカナマズ味見して 9日、土浦青年会議所がイベント

特定外来生物だけどおいしい 土浦青年会議所(三谷将史理事長)の地域活性委員会のメンバーが中心となって9日、地域の課題解決を目指す地域活性化イベント「霞ケ浦なまずフェス~食べて、学んで、広めよう!」を、土浦駅西口前のうらら大屋根広場(土浦市大和町)で開催する。本来は青年会議所の例会としての行事だが、地元の小学生や住民にも広く知ってもらおうと地域ぐるみのイベントとして開催する。 当日、会場では、霞ケ浦の天然ウナギ専門の漁師で麦わら村長こと外山厚志さん(23年5月9日付)や、かすみがうら市の地域おこし協力隊の長里涼平さんが講師となり、霞ケ浦のアメリカナマズについて対話型の講演会を開催する。さらに子供たちによるナマズダンスのお披露目やナマズのマスコットキャラクターの表彰式、ナマズグルメとして土浦カレーフェスティバルでグランプリを受賞した「なまずカレー」のほか、「なまずバーガー」や「ナマズフライ」を販売する。 霞ケ浦はワカサギやシラウオの産地として知られ、観光や産業の基盤となっていたが、年々生産量の低下が続いている。原因の一つが、在来魚を食べてしまい漁業に被害を与えるとして駆除が推進されている特定外来生物のアメリカナマズの繁殖によるものだといわれる。地域の資源でもある霞ケ浦を何とかしたいという思いから、特定外来生物に関する知識を深め、有効活用方法を地域に伝えたいというのが開催の趣旨だ。 地元の漁師である外山さんによれば、アメリカナマズの味は淡白でふっくらして美味しく、加工はブラックバスなどに比べ比較的楽。外山さんは、現在捨ててしまっているものを食用にすれば良いと考えている。 地元の小中学生にすでに、ナマズをモチーフにしたオリジナルのマスコットキャラクターを募集しており、当日、優秀作品の表彰式も行う。 地域活性委員会委員長の小見亘輝さん(33)は「地域の宝である霞ケ浦を良くしたい、大きくは茨城全体ももっとイメージアップして欲しいという思いから事業を計画した。今回は単発の事業だが、ここから発展して継続的な事業になってくれれば」と語る。(榎田智司) ➡アメリカナマズの過去記事はこちら

「にゃん・にゃん・にゃん」の猫の日に特別イベント つくばわんわんランド

オリジナルトレーディングカード製作 2月22日は猫の日―。「にゃん・にゃん・にゃん」の語呂合わせで制定された記念日だ。日本最大級の犬のテーマパーク「つくばわんわんランド」(つくば市沼田、東郷治久代表)は猫の日の特別イベントとして、園内にある「ねこハウス」(24年3月29日付)で暮らす猫たちのオリジナルトレーディングカードを製作、猫の日の22日から24日までの3日間、ねこハウス来場者に1人1枚、カードを無料配布する。 カードは表面に、かわいい猫たちの写真と猫の種類、名前のほか、「おとなしく、抱っこされるのが大好き」など性格や特徴などのデータが記載されている。さらにゲーム用に、上部にジャンケンのイラストとポイント数が書かれている。 カードの種類は、通常のノーマルカードが10枚、まれにしか入手できないレアカードが9枚用意されている。1枚の大きさは横6.3センチ、縦8.8センチで、トレーディングカードとして収集して楽しめるほか、猫の生態についても学ぶことができる。 猫の日イベントとして来場者に無料配布するほか、すぐに遊びたい人向けに10枚セット500円で販売も予定している。 「ねこハウス」は昨年4月にリニューアルオープンした。40種70匹の猫と触れ合うことができる施設で、今回リニューアルオープン後初めて、猫の日に合わせてイベントを開催する。 同園支配人の酒井真希人さんは「猫の日にちなんでいろいろなイベントを考え、トレーディングカードの配布ということになった。トレーディングカードはいろいろなジャンルで行われており、人気があると聞く。今回の結果を踏まえて、この施設の主力である犬のカードも検討している」と話す。 「大きな玉ねぎの下で」とコラボ つくばわんわんランドは犬や猫と触れ合えるテーマパークで、90種1000頭の犬猫が暮らす。筑波山麓に1996年4月に開園し、今年で開園29年となる。高さ11メートルの世界最大級の木造犬「モックン」がシンボルで、昨年12月にリニューアルされたばかり(24年12月14日付)。 2月7日から公開中の東映映画「大きな玉ねぎの下で」とコラボキャンペーンが展開中で、園内には同園のシンボル「モックン」の下で談笑する同映画の登場人物、丈流と美優のポスターが掲示されている。映画タイトルにちなんだの「大きな〇〇下で」の全国キャンペーンの一つで、茨城県からは同園のモックンが選ばれた。同園は「ポスターと同じ構図で記念撮影はいかがでしょうか」と呼び掛けている。 園内では2月3日~3月31日まで、犬のショーなどが開催される「わんわんステージ」のリニューアル工事が実施され、工事期間中のイベントは内容を変更して実施する。 工事期間やイベント内容は変更に なることがあるので、公式ホームページ(HP)で確認してほしいとしている。(榎田智司) ◆つくばわんわんランドはつくば市沼田579。問い合わせは電話029-866-1001。公式ホームぺ時はこちら。

元旭天鵬ら豆まき 筑波山神社で年越祭

11日は歌手の相川七瀬さん 筑波山神社(つくば市筑波、上野貞茂宮司)の年越祭が10日、筑波山中腹の同神社拝殿で催され、大相撲大島部屋の大島親方(元旭天鵬)ら力士が豆まきをし、福を求める参拝客や観光客でにぎわった。 年越祭は、拝殿でおはらいを受けた年男が福男となり、福豆とともにたくさんの福物をまき、1年の家内安全や商売繁盛、健康維持、厄よけなどを祈願する祭礼、「年男は万歳、年女は万歳」と境内を歩き、拝殿で儀礼のあと、豆まきを行う。本来旧暦の正月14日に行ってきたが、現在は毎年2月10日と11日の両日に行っている。 10日午後の豆まきには大島親方のほか、旭海雄(きょくかいゆう)、旭水野(きょくみずの)、旭将里(きょくしょうり)、旭天道(きょくてんどう)の5人の力士やつくば観光大使らが参加。高さ約3メートルの特設舞台から福豆や餅、菓子などをまき、参拝客らは歓声を上げながら手を伸ばして福物を取り合った。11日は歌手の相川七瀬さんも加わり豆まきを行うという。 千葉県銚子市からきた杉山一恵さん(40)は「友人たちと日帰りで筑波山登山にきた。今日は偶然、豆まきがあるとわかり参加した。お餅も拾えてラッキーだった。この運が今年ずっと続いたら良いと思う」と語った。 会場には「スリ注意」の看板が設置され、会場では「リュックを前掛けにする」などの対策をとるようアナウンスがあった。見回りにきた警察官は「豆まきの時にスリが何回かあった。隙を狙っている人がいるので充分気をつけて欲しい」と話していた。(榎田智司)

10日早く開幕、開花は1週間遅れ 筑波山梅まつり

第52回筑波山梅まつりが8日、筑波山中腹の筑波山梅林(つくば市沼田)で始まった。温暖化で開花が早まっていることから今年は開幕を例年より10日ほど早めた。しかし今年の冬は平年並みの寒さとなり、開花は昨年より1週間ほど遅れているという。 現在、早咲きの紅梅は3分咲き、白梅はまだつぼみで、一輪また一輪とほころびが見られる程度。見頃は3月に入ってからになるとみられる。1月中旬ごろ満開となったロウバイはまだ見頃が続いている(1月24日付)。今年の開花状況を見て関係者は「(梅まつりの)開催時期は難しい」と話す。 筑波山神社による神事の後、関係者約60人が参加し開園式が催された。筑波山梅まつり実行委員会の神谷大蔵委員長は「梅林の魅力は関東平野が一望でき、天気が良ければ富士山やスカイツリーなども見ることが出来る。展望台に上がると梅の香りが下から上がってくるのが感じられる」とあいさつし「新たな試みとして、知名度を上げるため、在住3年以内の市民にモニターツアーを募集したところ3倍ものの応募があった」などと話した。開園式には五十嵐立青つくば市長、黒田健祐市議会議長、青山大人、国光あやの衆議院議員らが出席した。 梅まつり期間中、つくば観光大使のお出迎え、がまの油売り口上実演、梅林の上を横断する100メートルジップスライドなどのイベントがあり、つくば観光ランティアガイド298が園内を案内する。おもてなし館では筑波山梅林の梅シロップを使った「梅Café」、周辺店舗では梅を使った期間限定メニュー「つくばの梅(うめ~)食」などのグルメも用意される。周遊企画として梅の香りが楽しめる「梅和香」が開催され、梅アロマが筑波山ケーブルカー、筑波山京成ホテル、はつね、神田家、日升庵、いでむら、江戸屋、神橋亭、梅林おみやげ館などに置かれ楽しむことができる。 また筑波山ケーブルカーの緑色車両は「梅の花」仕様に彩られ、ヘッドマークも限定デザインになる。ケーブルカーを運行する筑波観光鉄道の枝村誠社長は「梅まつりの開催が例年より早くなったが、良いことだと思う。これからどんどんいろんな花が咲き始めるという楽しみがある。筑波山ケーブルカーも内装を替えたりし、筑波山観光がさらに盛り上がるよう協力していきたい」と語った。 筑波山梅林は標高約250メートル付近にあり、中腹の斜面に広がる4.5ヘクタールの園内には約1000本の白梅や紅梅がある。梅まつりは3月9日まで催される。(榎田智司)

高安招き 2年ぶり豆まき 土浦 宝積寺

立春の3日、土浦市木田余の宝積寺(飯山孝之住職)で2年ぶりの節分会が催され、同市出身の元大関 高安と田子ノ浦親方らが豪快に豆まきした。節分より1日遅れての開催となった。 灰色の着物姿の高安らが本堂の舞台に上がり、「福は内」の掛け声と共に、福豆や福銭、菓子、おひねりなどを勢いよくまいた。境内には地域住民や地元 真鍋小の児童、相撲ファンなど約200人が集まり、歓声を上げながら笑顔で福豆などに手を伸ばしていた。 同寺の節分会は伝統文化を子どもたちや地域住民に体験してもらおうと、木田余地区区長会、同子ども会育成会、同資源保存会が始め、毎年の恒例行事となっていた。ここ数年はコロナ禍のため開催を見送っていた。 飯山住職は「地域の皆さんや、団体の方の協賛で無事、節分会を開くことができた。今年の開催時間では5年生、6年生がまだ下校してないので、もっと子どもたちに集まってもらうため、来年は開催時間を後にしたい」と述べた。 近くの同市大岩田から来た大の相撲ファンだという酒井和夫さん(75)は「宝積寺の節分会に来たのは2回目。市内で、こんなに近くから高安関を見ることが出来てとてもうれしい。今場所は勝ち越したので、とても良かった。今年高安関も35歳になるので、長く相撲がとっていられるよう見守っていきたい」と話した。(榎田智司)

ロウバイが満開 筑波山梅林 春の訪れ告げる

筑波山中腹の筑波山梅林(つくば市沼田)で23日、春の訪れを告げるロウバイが満開となり、ろう細工のような光沢のある黄色い花を咲かせている。 ロウバイは、標高約250メートルの梅林内にある筑波山おもてなし館付近に数十本ある。ほのかに甘い香りが漂う中、家族連れらが、青空と黄色のコントラストを写真に収める姿が見られた。 つくば市観光コンベンション協会によると、1週間ほど前から満開になっており、今が見頃。ロウバイは中国が原産で、梅の一種ではなくクスノキ目に属している。 神奈川県横浜市から訪れた40代夫妻は「筑波山に観光で来て、昨日は亀の井ホテルに宿泊した。夜空がとてもきれいだった。今日は偶然、梅林を訪れ、ロウバイがきれいなので感激した。筑波山は自然が素晴らしいのでまた訪れてみたい」と話した。 梅林では早咲きの紅梅も咲き始めている。今年の梅まつりは2月8日から3月9日まで。広さ約4.5ヘクタールの梅林には約30種の紅梅と白梅計約1000本が植えられている。筑波石と呼ばれる斑れい岩の巨石があちこちにあり、筑波山地域ジオパークの見どころの一つになっている。梅林内の最上部にある遠望あずまやからは、眼下に山麓の田園風景、好天日は首都圏のビル群や富士山を望むことができる。(榎田智司)

元公邸料理人 岩坪貢範さん 筑波山麓にイタリア料理店オープン【ひと】

筑波山麓の筑波山口(旧筑波鉄道筑波駅跡)近くに昨年10月、イタリア料理店「クラクラ」(CRACRA、つくば市筑波)がオープンした。白い洋風の店舗で、元公邸料理人の岩坪貢範(38)=いわつぼ・たかのり=さんがオーナー兼シェフを務める。 岩坪さんは2013年から10年間、つくば市国松出身の外交官、岡田誠司(68)さんの下で、カナダ、南スーダン、バチカンの在外日本大使館や総領事館の料理人を務めた。2年前、岡田さんのふるさと、筑波山麓に居を構え、筑波山地域の食材の豊かさや自然環境に魅せられ、昨秋、開業した。 公邸料理人は、大使館や総領事館などで、公的会食業務に従事し高品質の料理を提供する料理人のこと。現地要人との会食など外交活動で重要な役割を担う。岩坪さんは2013-16年にカナダのバンクーバー総領事館、17-20年に南スーダンの大使館、20-23年にバチカンの大使館に勤務し、大使の家族の食事も作ってきた。2023年度には外務大臣から優秀公邸料理長の称号を受けた。 岩坪さんは「料理人として相手国の人々やその土地に合わせた料理を作るという稀有(けう)なキャリアを積むことができた」と振り返り、「岡田さんとはバンクーバーやバチカンで、プライベートで一緒に旅行をし、カナダのワイナリーや、リゾートにあるレストランなどで食事し大変刺激を受けた。イタリアでは北イタリアを中心に各都市を回り、イタリアの野菜、畜産、ワイナリーなど食文化を直に見ることができ、大変勉強になった。現在も岡田さんはクラクラを交流の場として使ってくれる一番身近なお客さん。今回の開業においても人脈も含めいろいろ助けられた」と語る。 岩坪さんは富山県出身、調理科のある地元の高校を出て、卒業後は東京の調理専門学校で学んだ。19歳で神奈川県藤沢市のホテルに就職、21歳で東京のレストランに勤務し、日本食からフランス料理まで、オールラウンドに料理を学んだ。2013年公邸料理人の道に進み、さらに料理の腕を磨いた。 帰国後、筑波山麓に移り住み、レストラン開業に向けて更地から事業計画を練り、創業融資などを受け昨年ようやく開店にこぎつけた。クラクラはイタリア語でカエルの鳴き声ことを言い、筑波山のガマガエルにちなみこの名を使った。岩坪さんは「地元の食材を使った料理にこだわり、地元筑波山麓を大事にしていきたい」という。 料理はランチメニューが2500円から4000円、ディナーは5000円から1万円で、前菜、自家製のハム、パン、パスタ、肉料理や魚料理などのコース料理を提供する。素材は岩坪さんが厳選したものだ。メニューは1週間ごとに変わり、定番メニューは作っていないという。 店内の広さは約100平方メートル、テーブル席が18席、カウンター席は2席で、完全予約制。立食形式なら25人は入れるという。現在は従業員を雇わず、厨房、接客、レジまで一人でこなす。絵心もあり、店のポストカードのイラストは自身が描く。 「この地域には地ビールや造り酒屋、ワイナリーがあり、連携していけたら良いと思う。何らかの形で地域にも貢献していきたい。料理もお客さんの要望にあわせたメニューも可能なので、気軽に相談してほしい」と語る。(榎田智司) ◆クラクラ(CRACRA)はつくば市筑波2696-3、営業時間は午前10時から、毎週火曜定休。電話(Fax)029-897-3680、メールは298CRACRA@gmail.com、ホームページはこちら。現在のところ予約のみ受け付けている。

日本国際学園大生の作品が表紙に つくばエリア下宿探し情報誌

日本国際学園大学(つくば市吾妻、橋本綱夫学長)がこのほど学内で実施した「ひとり暮らしガイドブック」の表紙デザインコンペ(ジェイ・エス・ビーグループ協賛)で、4年の矢治竜乃介さんの作品が最優秀賞を受賞し、10月につくば市エリアで発行された学生向けマンション・アパート情報誌「学生下宿年鑑2025ダイジェスト版ーつくば市エリア ひとり暮らしガイドブック」(ジェイ・エス・ピーグループ UniLifeつくば店発行)の表紙になっている。年間で約5000部発行される。優秀賞には同大4年の菊地祥真さんの作品が選ばれた。同大向けの冊子「日本国際学園大学・2025年度春入居のご案内」(同)の表紙となり、同大の受験生や来校者らに配布される予定だ。学内コンペは、学生の作品を磨く力を伸ばし活躍の場を与えることを目的に、各エリア版の学生下宿年鑑「ひとり暮らしガイドブック」を各地で発行しているジェイ・エス・ビーグループの協賛で、昨年から実施している。今年の学内コンペには教育の一環として学生4人が応募した。最優秀賞の矢治さんは「自分の部屋に似たイメージでデザインした。学生という立場から、自分の部屋の雰囲気を『本』の中に表現するというコンセプトで挑戦した。気合を入れて作った作品なので、評価をいただけて本当にうれしい」と喜びを語った。矢治さんは山梨県甲府市出身、卒業後は都内の会社に就職が決まっている。今後は「イラストだけでなく、動画クリエーターにも挑戦し、総合クリエーターとして生きていけたらいい」と語る。 優秀賞の菊地さんは「自分の理想の一人暮らしの部屋を、設計図のように表現した。好きな色合いや木目調の素材感を取り入れたことが、評価されたポイントだと思う。遊び心が隠されてあるので探してみてほしい」とコメントする。 菊地さんは千葉県柏市出身、つくば市内の会社に就職予定で「会社に入ってからは総合的なデザイナーとしての役割があったり、ドローンを使った撮影などもやっていくことになっている。自分のやりたいことをやっていけたら」と話す。 主催者は「昨年よりデザインのクオリティーがより高くなっていて感心した。賞の選定は、どれも素晴らしく僅差の結果となった。来年も開催するので、さらに多くの素晴らしい作品が集まることを楽しみにしている」と講評する。 同大企画部広報課の原沙織さんは「2人のデザインは特に優秀で、教員からも評価をもらっている、2人は今年8月にタペストリーコンペティション(8月2日付)にも選ばれており、今後の活躍に期待したい」と述べる。(榎田智司)  

日本国際学園大生の作品が表紙に つくばエリア下宿探し情報誌

日本国際学園大学(つくば市吾妻、橋本綱夫学長)がこのほど学内で実施した「ひとり暮らしガイドブック」の表紙デザインコンペ(ジェイ・エス・ビーグループ協賛)で、4年の矢治竜乃介さんの作品が最優秀賞を受賞し、10月につくば市エリアで発行された学生向けマンション・アパート情報誌「学生下宿年鑑2025ダイジェスト版ーつくば市エリア ひとり暮らしガイドブック」(ジェイ・エス・ピーグループ UniLifeつくば店発行)の表紙になっている。年間で約5000部発行される。 優秀賞には同大4年の菊地祥真さんの作品が選ばれた。同大向けの冊子「日本国際学園大学・2025年度春入居のご案内」(同)の表紙となり、同大の受験生や来校者らに配布される予定だ。 学内コンペは、学生の作品を磨く力を伸ばし活躍の場を与えることを目的に、各エリア版の学生下宿年鑑「ひとり暮らしガイドブック」を各地で発行しているジェイ・エス・ビーグループの協賛で、昨年から実施している。今年の学内コンペには教育の一環として学生4人が応募した。 最優秀賞の矢治さんは「自分の部屋に似たイメージでデザインした。学生という立場から、自分の部屋の雰囲気を『本』の中に表現するというコンセプトで挑戦した。気合を入れて作った作品なので、評価をいただけて本当にうれしい」と喜びを語った。 矢治さんは山梨県甲府市出身、卒業後は都内の会社に就職が決まっている。今後は「イラストだけでなく、動画クリエーターにも挑戦し、総合クリエーターとして生きていけたらいい」と語る。 優秀賞の菊地さんは「自分の理想の一人暮らしの部屋を、設計図のように表現した。好きな色合いや木目調の素材感を取り入れたことが、評価されたポイントだと思う。遊び心が隠されてあるので探してみてほしい」とコメントする。 菊地さんは千葉県柏市出身、つくば市内の会社に就職予定で「会社に入ってからは総合的なデザイナーとしての役割があったり、ドローンを使った撮影などもやっていくことになっている。自分のやりたいことをやっていけたら」と話す。 主催者は「昨年よりデザインのクオリティーがより高くなっていて感心した。賞の選定は、どれも素晴らしく僅差の結果となった。来年も開催するので、さらに多くの素晴らしい作品が集まることを楽しみにしている」と講評する。 同大企画部広報課の原沙織さんは「2人のデザインは特に優秀で、教員からも評価をもらっている、2人は今年8月にタペストリーコンペティション(8月2日付)にも選ばれており、今後の活躍に期待したい」と述べる。(榎田智司)

筑波山に初雪 山頂付近がうっすら雪化粧

19日朝、筑波山(標高877メートル)に今シーズン初めて雪が降り、標高500メートルを超える山頂付近がうっすらと雪化粧した。 強い寒気が大陸から流れ込み、気圧の谷と寒気の影響を受けて雪が降った。気象庁の発表によると、つくば市館野の19日の最低気温はマイナス1.1度で、12月中旬並み。 記者は15年ほど前から毎年、筑波山の初雪を観察しSNSに投稿している。記録によると、平年の筑波山の初冠雪は12月中旬頃で、ほぼ平年並みの初雪となる。昨シーズンの初雪は今年1月13日だった。 筑波山でロープウェイとケーブルカーを運行する筑波山観光鉄道(つくば市筑波)運転員で、標高840メートルの女体山山頂近くのロープウェイ女体山駅に勤務する北澤保明さん(37)によると、19日午前10時20分時点の同駅の外気温は0度で、女体山駅展望台には3センチほど雪が積もっている。午前10時過ぎ時点で、登山客は少なめで、雪の装備をした登山客が数人見られる程度だという。北澤さんは「最近は年内に雪が降ることは少なく、今年は秋も暖かかったので、こんなに早く雪が降ったことに驚いた」と話していた。 同鉄道によると、ロープウェイは19日、時刻表通り運行している。ケーブルカーは年に1度の定期点検のため16日から20日まで運休しており、21日から運転を再開する。(榎田智司) ◆筑波山の気象状況はライブカメラで確認することが出来る。

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