【伊藤悦子】ラ・フランスやりんごなど山形県天童市の特産品を販売する秋の天童フェアが30日と12月1日、土浦市の土浦まちかど蔵(同市中央)と小町の館(同市小野)で始まった。天童市は土浦市の相互交流都市。土浦市のインターネットテレビ、Vチャンネルいばらき「NEWSつくばチャンネル」に29日、天童市経済部商工観光課の沼澤賢次さん、伊藤秀一さん、経済部農林課の村形孝紀さんを招いて話を聞いた。

今年のラ・フランスは夏にひょうが降って生産量の低下が心配されたが、5年ぶりの豊作で、みずみずしく甘味が濃厚だ。山形県が生産量全国ベスト5のりんごは、黒星病が発生し農家の苦労があったが、その分おいしいりんごを持ってくることができたという。

天童フェアのために用意されたラ・フランスとりんごは3トン以上。両会場では両日、山形の郷土料理、玉こんにゃくの実演販売が催されるほか、30日は小町の館で芋煮鍋実演販売が行われている。

ラ・フランスは3個入り1パックで350円、りんごはばら売りが300円で購入できるほか、3キロ入り、5キロ入りなどの箱入り購入も可能。その場で宅配便配送もできる。

両市は、江戸時代末期、天童市内の8村が土浦藩領だったことが縁で、2000年に相互交流協定を締結し、互いに観光交流や特産品の販売などを行っている。

天童市のラ・フランス