ベトナムで日本文化紹介し帰国 筑波学院大生6人

ベトナムの民族衣装アオザイに身を包む学生ら(学生提供)

【谷島英里子】国際交流基金(東京都新宿区)アジアセンターの派遣事業「日本語パートナーズ」で、筑波学院大学(つくば市吾妻)の学生6人が9月16日から29日間ベトナムを訪問し=9月1日付け=、現地の学生に日本語学習を通じて文化交流をした。

参加した学生は同大経営情報学部2年の森亜美さん(20)、根本あやさん(19)、大江寧音さん(20)、菅谷奈々さん(19)、志賀紅葉(あかは)さん、里舘泉帆(みずほ)さん(19)の6人。

現地では、首都ハノイ市と北部の港湾都市ハイフォン市の日本語教育が導入されている中学、高校、大学を訪問し、写真や歌、ゲームを通して日本語や日本文化に親しんでもらった。茨城の魅力では、筑波山や偕楽園の梅、ひたち海浜公園のコキアを紹介。和菓子の落雁(らくがん)をプレゼントした際には、「どうぞ」「ありがとう」「どういたしまして」といった日本の礼儀作法を伝えた。ベトナムの学生らにとっては、日本人学生の雰囲気や話し方、生の日本語を耳にできる機会になった。

日本語パートナーズ事業で訪れたベトナムの学校(同)

学生らによると、ベトナムの学生は、日本語をマスターしようと、漢字やふりがなまでしっかりとノートにとっていたという。家族構成やペットを飼っているか、ベトナム料理は好きかなど質問も豊富で意欲的に感じたという。このほか、中秋のイベントなどにも一緒に出向き、食事や観光をして交流を深めた。

将来、日本語教師を目指しているという根本さんは「簡単な日本語でも通じない場面があったが、ゆっくり話したり絵を描いて説明したりして伝えた」と話した。ベトナムの交通ルールや食事など文化の違いや、行動力などが身に着いたという。

学生らは23日県庁に出向いて、小野寺俊副知事にベトナム派遣の報告を行う。

同派遣事業は、アジアセンターが2014年に始めたプロジェクトで、東南アジアで現地日本語教師のアシスタントをするほか、生徒と交流し日本文化の紹介などをする。特に2020年の東京オリンピックに向け文化交流を促進することが期待されている。

ベトナムのつけ麺「ブンチャー」(同)