生演奏でランチ楽しむ 筑波学院大 仏料理店

演奏中の3人。食べるのも忘れて聴き入る来場者=筑波学院大学内カフェ・ド・グルマン

【鈴木萬里子】筑波学院大学(つくば市吾妻)の学生食堂を運営するフランス料理店「カフェ・ド・グルマン」で13日、食事代だけで楽しめるランチタイム・コンサートが開かれた。

同店は一般客も利用できる。コンサート開催を知った市民が詰めかけ、正午と1時の2ステージとも客席60席が満席となった。来場者は美しい音色とおいしい料理に酔いしれた。

出演は、地元出身の演奏家3人が今年結成したトリオ「アンサンブル・リオ」。ギタリストの稗田隼人さん(26)を中心に、バイオリンとビオラ奏者の高辻瑤子さん(22)、フルート奏者の森千織さん(22)で構成されている。

演奏はロッシーニ作曲オペラ「セビリアの理髪師」から始まった。オペラ用の楽曲を稗田さんがギター・バイオリン、フルート用に編曲した。2曲目は稗田さんのオリジナル曲「旅」で、サンバの軽快なリズムと旋律が心地よい曲。稗田さんは「旅に出たくなる曲をと思い作曲した」と話した。2ステージで計11曲を演奏し、会場から盛んな拍手が送られた。

同市の40代の女性2人は「感動した。食事を忘れて聴き入ってしまった」「ぜいたくな時間を過ごせた」と話した。高校2年の孫を連れた70代の女性は「トリオに合わせた編曲が良い。オリジナルの曲が多いのも珍しい。ギター、バイオリン、フルートの組み合わせは珍しいが上手くいっていると思う」と話していた。

稗田さんは「食事を取りながら音楽を聴くのはぜいたくな時間だと思う。こういう時間を提供することを続けていきたい」と話した。森さんは「いつもは舞台での演奏だが、今回は楽しい雰囲気で演奏できて良かった」と話していた。

オーナーシェフの内田十九二さんは「プロの演奏は初めて。退出自由で気楽に聞いてほしいと企画した。つくばの中心地は寂しくなる一方だが、楽しい企画が増えて人が集う街になってほしい」と話していた。

演奏が終わって。左から森千織さん、稗田隼人さん、高辻瑤子さんの3人=同