【橋立多美】つくば駅前の商業施設モグ(つくば市吾妻)1階のプラザ・パフォーマンス・ギャラリーで、クリスマスの25日まで「インタラクティブ作品」が上映されている。

作品は、筑波学院大学(同市吾妻)経営情報学部メディアデザインコースでコンピューターのプログラミングを学ぶ学生たちが制作した「参加形」映像で、子どもから大人まで楽しめる。つくば都市交通センターがセンター地区の活性化を目的に、筑波学院大学と協働でギャラリーを活用したさまざまな取り組みを実施しており、今作品の上映はその一環。

インタラクティブは「相互に作用する」ことを指し、作品の前に立った鑑賞者をセンサーが刻々と変化する映像の中に取り込み、鑑賞者がその中で自由に動くというもの。

ギャラリーの壁に縦約140センチ、横約200センチのスクリーンがセットされ、日本の四季の美しい画像を背景に四季を代表するモチーフが落下する映像が映し出される。30秒ごとに四季が移り変わり、映像の中に鑑賞者の輪郭が登場して落下物をキャッチすることができる。

参加型作品を作った学生たち。左から草地さん、須山さん、鈴木さん=同

作品制作に取り組んだのは学生10人で、中心になって作り上げたのが3人の3年生。鈴木拓海さん(20)は「映像に厭きないように四季をテーマにし、落下物は春なら行楽をイメージしておにぎりにするなど工夫した」。須山貴峰さん(21)は「アイデアを持ちより、2週間で完成させた」。草地万里さん(20)は「外部から関われる参加型の作品です。工夫して遊んでほしい」と話した。

画像の前ではしゃいで遊んでいた4姉妹の小3の長女は「ゲームみたいで楽しい」。40代の父母は「買い物の途中で立ち寄ったが、子どもたちは楽しくて帰りたくないと言っている」と笑って話していた。

上映期間は25日(木)まで。時間は午後4時~同8時。会場はモグ1階のギャラリー(宝くじ売り場前)。誰でも自由に鑑賞、参加できる。