【鈴木宏子】来年4月の大学進学を目指す高校3年生たちに向けて、大学で何を学べるかを紹介したり、学内を案内するオープンキャンパスが筑波学院大学(つくば市吾妻)で始まっている。

今年度2回目のミニオープンキャンパスが25日同大で催され、高校生や保護者のほか、日本語学校で学ぶ留学生など計約20人が参加した。参加者は、橋本綱夫理事長から大学の特徴の紹介を受けたり、学内を見て回ったり、個別の相談などをした。

橋本理事長は「テクノロジーが飛躍的に発展しグローバル化が浸透する時代に、課題を発見し、自分で考え、解決する力を身に付けた人材が求められる」と話し、学生が地域に出て活動する同大のオフキャンパスプログラム(OCP)や、企業の商品デザインなどに挑戦している地域デザインセンターの取り組みなどを紹介した。その上で「地域と連携したプロジェクト型の学習は学院大にしかできないこと」などと強調した。

キャンパスツアーでは、学生スタッフの案内で、デザイン系の最新ソフトが入ったパソコンが並ぶ情報処理演習室や、3Dプリンターの機械が設置されている教室を見て回ったり、30畳を超える広さがあり華道や茶道の授業が行われる和室、図書館や学生食堂などを見学した。

案内した経営情報学部ビジネスデザイン学科ビジネスマネジメントコース4年の張替紀樹さんは「学院大は小規模な大学なので、学生と教職員との接点がかなり多く家族みたいな距離感がある。もともと女子大だったが共学になって今は男子の数が多いので、女子学生の方が増えてくれたらいい」などと話していた。

◆オープンキャンパス 今後の日程▽6月16日(日)▽7月21日(日)▽8月10日(土)▽8月24日(土)▽3月20日(金・祝) ◆半日で行うミニオープンキャンパス▽9月14日(土)▽10月26日(土)▽10月27日(日)▽11月9日(土)▽2月1日(土)  詳しくは同大入試広報グループ(電話029-858-4815)