【鈴木宏子】新しい大学法人としてスタートした筑波学院大学(つくば市吾妻)で2日、2019年度入学式が催された。新学長に就任した望月義人氏は「大学の時間と空間で巡り合う様々な経験に無駄はない。なりたい自分を希求し、将来、自分を育ててくれた国や地域に能力を還元していただきたい」などと式辞を述べた。

望月学長は「経営母体が学校法人筑波学院大学となり、今年度は大学にとっても新たな時代の到来となる。大学改革を進め、教育内容、教育環境をより良いものにしていきたい」などと話した。

続いて新法人の橋本綱夫理事長は「今までの歴史を大切にしつつ、新しい歴史を積み重ねていきたい。教職員だけでなく皆さん一人ひとりが歴史をつくる一員。一緒に新しい歴史をつくっていきたい」などとあいさつした。

経営情報学部210人と国際学科の留学生39人など計255人が入学した。新入生代表として同学部ビジネスデザイン学科1年の圃田桃花(はたけだ・ももか)さん(18)は「建学の精神である知識、徳性、技術を磨き、社会に貢献できる人間に成長できるよう日々精進していきたい」などと宣誓した。

新入生代表として壇上で宣誓する経営情報学部ビジネスデザイン学科1年の圃田桃花さん(中央)=同

同大は4月1日から経営母体が東京家政大学から新しい学校法人に移行した=2018年9月1日付。大島慎子前学長は3月末日で退任し、新学長に前学長補佐の望月氏が就任した。望月新学長は、朝日新聞社経済部次長、マーケティングセンター長を経て、同大教授などを歴任した。