つくば市の五十嵐立青市長の定例会見が10日、同市役所で開かれ、東京・永田町の首相官邸を17日表敬訪問し、安倍晋三首相に筑波山梅まつりをPRすることを明らかにした。

同梅まつり実行委から毎年、表敬訪問の提案があるが初めて実現するという。訪問するのはつくば観光コンベンション協会会長でもある五十嵐市長のほか、同副会長の神谷大蔵市議会議長、市川一隆同副会長と第13代つくば観光大使6人。梅の花束か盆栽と、筑波山の梅酒を持参し贈呈するという。会談時間は15分程度。

成人式はカピオ前を通行止め

13日午前11時から同市竹園、つくばカピオで開催予定の成人の集いについては、今年新たに渋滞対策として、会場前の大清水公園前からつくばカピオ入り口付近までを同日午前9時から午後2時まで通行止めにするという。送迎車は路上での乗降を規制し、カピオ脇の送迎用駐車場に入って乗降してもらう。会場の警備は昨年同様、受け付けで手荷物検査を実施するなど、市職員、警察などが200人体制で警備を強化する。同市では2017年1月の成人式で約20人が壇上に上がり、19歳の少年1人が公務執行妨害で逮捕されるなど大荒れとなったのを受けて、翌18年から式典時間を2時間30分から40分に大幅短縮し、警備を強化している。

会見では今年の抱負を質問され、五十嵐市長は「全国的に注目されるイベントを仕掛けていくばかりではなく、今年は今まで以上に地域の対話を深めていきたい。一歩一歩、市民が確かに変化を実感できるような年にしたい」などと話した。

ほかに、五十嵐市長が公約に掲げた「総合運動公園問題の完全解決」について質問が出て、五十嵐市長は「3月に調査報告が出るので、大きな方向性を(3月に)出していける」などと見通しを話した。

26日午後1時30分から周辺市街地まちづくり合同勉強会「つくば地域会議」を市役所で開催するイベント案内や、市こども未来プラン案、市文化芸術振興基本条例改正条例案、市文化芸術推進基本計画案のパブリックコメントを実施中であることの案内もあった。(ラヂオつくば特約記者)