《宍塚の里山》14 人気のヘビ・キノコ・モグラ観察会

月例テーマ観察会「きのこ」 講師は科学博物館の保坂健太郎先生

【コラム・及川ひろみ】今回は、宍塚の里山を舞台に自然や歴史・文化を探し見つめる活動についてです。会では、月例テーマ観察会(第1日曜日9:30~12:00)、土曜観察会(毎週土曜日9:00~12:00)、野鳥観察会(第3土曜日9:00~12:00、日本野鳥の会と共催)を行っています。

月例観察会は当初、昆虫・野草・野鳥・大池・チョウ・トンボなどのテーマで行っていましたが、数年が過ぎたころ、どんな虫がいた、どんな野草が見られただけでなく、生き物の暮らし方、生き物同士の関係、環境との関わりなど、より深く自然を知る観察会になり、博物館や研究所などの専門家に講師をお願いするようになりました。

素人にやさしく、正確に科学的な目で、子どもにも理解できる言葉で自然を伝えるために、講師を見つけ出すことに心を砕いています。観察会は、大人も子どもワクワクしながら奥の深い話が聞ける、さらに環境について考える、大切な学びの時になっています。

観察会の終盤には質問タイムを設けていますが、子どもたちの質問に、実に丁寧、真剣に答えてくだる先生方の姿が印象的です。特に人気のある観察会は「ヘビ」と「キノコ」です。先日行った「モグラ」も大人気でした。

参加者が200人になった時には、講師のほか比較的詳しい人3名に加わってもらい、4グループに分けました。しかも講師から全員が話を聞けるよう工夫、ヘビの観察会では全員が蛇に触れることができるようにしました。

カエルの鳴く姿、セミの羽化、鳴く虫など、昼間と違った生き物観察ができる夜の観察会も大人気プログラムで、年3回行っています。昼間より危険が増す夜、多くの指導者が加わり、万全の注意を払って行っています。

目が不自由な方を講師に迎えた時、我々の感覚がいかに鈍いか思い知らされました。その時、目が見えないということが理解できなかった小学生のことですが、講師の方をじっと観察、本当に見えないことが分かった時、観察会が終わるまで先生の手を握りエスコートした姿も忘れられません。

観察会を知らせるために、毎月約1万7000枚のお知らせを発行、土浦市・つくば市の小学校を通して配布しています。塗り絵にもなる楽しいイラスト入りで、これを見て多くの親子が参加します。土曜観察会は里山を巡り、生き物の観察をしますが、毎回新たな発見、新鮮な感動があります。

また毎年2月には、市立博物館・上高津貝塚資料館の学芸員を講師に迎え、宍塚の歴史・文化を訪ねる観察会を開催。縄文・弥生時代、江戸時代などの歴史遺産を見つめます。(宍塚の自然と歴史の会代表)

▼月例テーマ観察会 6月「田んぼ」、7月「きのこ」、8月「プランクトン」、9月「昆虫」、10月「魚」。参加費無料、申し込み不要。