【コラム・島田由美子】2月のこの欄で告知した「けんがく さくらまつり2024」が、3月30日、TX研究学園駅前公園の古民家周辺で開催されました。今回はその報告と、けんがく(研究学園駅周辺)地区で気軽に参加できる活動「研究学園 みんなでゴミ拾い」を紹介します。

いろいろなイベントで世代交流

さくらまつり当日は天気に恵まれ、大勢の住民の方においでいただきました。様々な世代が集まり、シニアグループにグラウンドゴルフを教わる中学生や、おじいさんと昔あそびを楽しむ親子連れの姿が見られました。古民家内には、子どもたちの書や大人たちの水彩画やクラフト作品が展示されました。

縁側前のステージでも、サロンのウクレレグループや研究学園中学校吹奏学部の演奏からガマの油口上まで、バラエティに富んだパフォーマンスが披露され、目指していた「地域の文化祭&新歓祭」を実現できました。

さくらまつりを主催した「けんがく まちづくり実行委員会」の目的はイベントを催すこと自体ではなく、イベントをツールとして、地区の活動団体が連携し、まちをよりよくすることです。

今回、初めての試みとして、「けんがく まちづくりコーナー」を設け、地区の20年間の移り変わりが分かる写真や地区の活動団体をマッピングした地図などを展示しました。来場者の方々にも「けんがくの夢」を桜型の付せんに書いていただき、大きな桜の木を完成させました。

また当日、イベントマップと一緒に、活動団体の活動を一覧にした「けんがく まちづくりカレンダー」を配布し、興味をもった団体にコンタクトしやすいようにしました。

ゴミを拾いながら情報もゲット

新年度になり、新しいことを始めたい人や地区に移ってきて知り合いをつくりたい方にぴったりのイベントが 「研究学園 みんなでゴミ拾い」。研究学園グリーンネックレス タウンの会が2019年から主催しています。このイベントの目的は、おしゃべり。ワイワイガヤガヤお話しながら、まちを歩いて、友達を見つけたり、お店を発見したり、新情報をゲットしたりします。そのおまけとして、まちもきれいにします。

月に1回、活動を初めてから今年で6年目になります。コロナ禍の時期、当初は中止していましたが、「ゴミ拾い」は3密にならないため、少し落ち着いてから再開し、遠出ができず、娯楽施設にも遊びに行けないご家族に楽しんでいただきました。

先月、毎回参加してくれていたご家族のお母さんに「転勤族なので、もうすぐ引っ越します。このゴミ拾いはまちに慣れていなくても参加しやすく、子どもたちも毎回、楽しみにしていました」と言ってくただき、この活動の意義が再確認できました。今後も無理なく続けていきます。(けんがくまちづくり実行委員会 研究学園グリーンネックレスタウンの会 代表)

「みんなでゴミ拾い」を終えて

<みんなでゴミ拾い>

▽4月28日(日)午前10~11時、研究学園駅北口集合、ゴミ袋でモンスターこいのぼり作り、花菖蒲プレゼント。

▽5月26日(日)、7月7日(日):場所、時間、催しの問い合わせはこちら