【コラム・川浪せつ子】桜の花の開花を心待ちにする日々です。桜の名所はたくさんありますが、名所とまではいかない穴場スポットがけっこうあります。「研究学園駅前公園」もその一つ。染井吉野はたった1本だけなのですが、古民家「つくばスタイル館」とマッチして、独特の雰囲気をかもしだしています。

つくばエクスプレス(TX)が開通。そして市庁舎が研究学園駅に移転してから、この周辺は急激に人口が増えた所です。その地域で、街の活性化を行っている団体があります。通称「けんがく」。研究学園(けんきゅうがくえん)の略だそうです。「研究学園駅周辺」を「見学しながら」盛り上げていく?なんていうのが、私の勝手な解釈。

その「けんがく」グループが3月25日、この研究学園駅前公園で「さくらまつり」を開催するそうです。どこかな?って、「ラーメン祭り」イベントなどをやっているあの場所です。時間は午前11時から午後3時まで。初春のひと時を、楽しみにお出かけください。

今回は、昨年に引き続き2回目とか。昨年より進化したイベントになっていて、「つくばスタイル館」(古民家)では、私も桜の絵を出展させて頂くことになりました。

出展を勧めてくださったSさんとは、つくば市主催の「ショートムービーコンペディション」で9年前に知り合いました。地域のつながりを深めるため、尽力されている方です。今回、このようなイベントの成り立ちや団体のお話などを、たくさん伺いました。地域の方々が自分に合った活動ができるよう、いろいろな団体があるそうです。

タウンの会、花壇・グリーンの会

その趣旨は、研究学園駅周辺は、移住してきた方=新住民が多いため、地域のつながりがないので、いろいろ協力をして、地域を盛り上げていこうというですね。例えば「グリーンネックレス」の会の中には、「タウンの会」「花壇・グリーンの会」などがあり、ゴミ拾いや駅前周辺の花壇の手入れを、「街の広場」は定期的に広報誌も出しているとか。

お聞きして、私も研究学園駅に住みたくなってしまいました。ゴミ拾いには、多い時で、子供から大人まで60人も集合なさるとか。結束の強さを感じました。

駅から数分の大型ショッピングセンター向かいの「学園の杜公園」の桜並木は圧巻です。横が住宅地ということもあり、家族連れが多く、軽いスポーツを楽しんでいます。研究学園駅方面は新規店舗も多く、便利で魅力的ですね。小中学校も新しく出来たのに、まだまだ人口が増え、新しい小中学校も建てられるそうです。

私は40年前に転居した新住民ですが、いまや「新新住民」の方々が多くなり、うれしい限りです。(イラストレーター)