【コラム・三浦一憲】前回「つくば工科高校サポートクラブ」の続きです。見学会一覧(1~11)は前回コラム(6月28日掲載)をご覧ください。

1回:建設中のショッピングセンター見学(1999年7月)

設計した会社の担当者による事前レクチャーのあと、友部の建設現場で受講。学校手配のマイクロバスで移動。教科書には書いてないことを知る現場見学会。生徒にはいい刺激に。

2回:国際会議場、ノバホールなど見学(19998月)

これは挑戦的な企画でした。使用目的の違う3ホールを音響的な側面から見学。建築や音響の専門家でない外部の人間だから、いろいろな疑問に取り組めました。各ホールの音響的な違いを知り、ホールとは何かを感覚的に体験。ラジカセの生音を反響の少ない環境で体感してから、各ホールのステージで鳴らし、1階席、2階席でホールの持つ音響的な特性を体感。

NHKが音響設計したノバホールは反響音が長く、ステージ上に置かれたラジカセの音が豊かに聞こえました。反響音や残響音が豊かな音を作っていることも体験。高校生にはいい勉強になりました。現地で保護者も参加、大人にも刺激に。

3回:ウエディングドレス製作の見学(19999月)

ウエディングドレスのデザインから出来上がるまでを見学しながら、デザイン専門家による講義。最後に、ドレスを女子生徒が着る体験も。デザインから製品になるまでのモノづくり工程を体験。

4回:アメリカン2×4住宅の見学(19999月)

日本の在来軸組み工法とは違う、アメリカ2✕4(ツーバイフォー)プラットホーム工法をモデル住宅で見学。その内装や外観は刺激的でした。当時としては珍しい、ペアーガラス木製サッシの省エネ断熱効果も体験。(まちかど音楽市場代表)