【コラム・坂本栄】今年もよろしくお願い申し上げます。昨年はコロナ禍に振り回され、今年もコロナで明けました。早く終息して、V字型の経済回復を祈るばかりです。明るい材料は、国際秩序混乱の元凶、トランプさんにサヨナラできることです。でも、かなり壊しましたので、その修復は大変でしょう。バイデンさんに期待するところ大です。

NPOメディア「NEWSつくば」を立ち上げてから3年経ちました。地域ニュースをネットで全国に向け発信しています。ご関心ある方は是非のぞいてください。これまでの実績と役割が認められ、昨年末、学園記者クラブに入会できました。これをテコに、つくば地域のニュースの発信力をより強化していきたいと思います。

以上の2パラグラフは、今年の年賀状からの転載です。年頭のコラムでは、昨年、一昨年同様、このパターンを踏襲しました。というのは、この文面に私の思いが込められているからです。

今年は「密な場」で編集会議!

皆さんも同様と思いますが、昨年は本サイトもコロナ禍に振り舞わされました。編集制作室がある筑波学院大体育館がコロナ対応で封鎖され、週1回の編集会議が「放浪の旅」になったことがその一つです。幸い、土浦市とつくば市のコミュニティセンターの広めの室を借りることができ、週1回2時間の会議はこなせたものの、従来のような熱の入った議論ができないのは残念でした。

もう一つ、NEWSつくばの「通信社機能」(地域の他メディアへのニュース素材提供)が影響を受けました。昨年から、本サイトはケーブルテレビ局への地域ニュース(映像と音声で構成)の提供を開始しましたが、コロナ禍の影響で同局の番組編成が大幅に見直され、年央から中断に追い込まれたからです。

「密な場」での議論はメディアの編集活動には欠かせません。また、ネットメディアは活字と写真に加え、音声と動画も扱うことにより、発信力を強化できます。コロナの終息によって、本サイトが持つ編集力、発信力を早期に取り戻せればと思います。

市民記者・コラムニスト 大歓迎

コロナ禍にもかかわらず、一般記事とコラムのライター陣は充実しました。昨年秋の私の最大の仕事はライター希望者との面接だったくらいです(年明け早々にも予定されています)。一般記事でいえば、学生ライターの活躍により、大学内のいろいろな話題を提供することができました。大学は研究学園都市の「核」ですから、地域が地域メディアを通じて大学の話題を共有することはとても大事です。

面接で感じることは、大学生ライター希望者でも、市民ライター希望者でも、コラムニスト希望者でも、問題意識がとても高いことです。こういった方々の視点を取り上げることは、われわれ地域ネットメディアの可能性を広げます。多くの方々の参加を歓迎します。(NEWSつくば理事長)