《ご飯は世界を救う》19 大衆演劇もある「スパ湯~ワールド」

温泉入浴施設「スパ湯~ワールド」の盛り合わせ定食

【コラム・川浪せつ子】「つくばYOUワールド」(つくば市下原)に併設した「スパ湯~ワールド」。久々に行きました。数年前の冬、いろいろシンドイことが重なり、体が冷えひえ。そんなとき、ちょっと勇気を出して行ってみて、はまりました。

お風呂もいいのですが、タダで見ることのできる大衆演劇。歌舞伎は見たことはありますが、舞台は遠いし、お高い。こちらで見るものは、目の前で、それも役者さんに触れるくらいの距離で、観劇できるのです。仕事、育児、家事に追われていた私には、新鮮でした。

館内には、お食事処、仮眠室もあります。ランチして、お風呂に入って、少し仮眠して。観劇は2時間ぐらい。歌舞伎と同じで、男性が女性にふんし、江戸時代の人情劇。そのあとは、歌謡ショー。これまた、華やか、あでやか。日常の雑多なことを、忘れさせてくれる時間でした。

お風呂で暖まりお昼寝ちょっと

冬から春になり、私の体調も戻ってきて、その後ご無沙汰でした。昨年の秋、朝晩寒くなってきて、どうも右肩が痛い。私はかつて2回、五十肩をやっていますので、「これは危ない」と思い、体を温めてみようと、久々の訪問したのでした。2週間で2回通ったら、すっかり良くなりました。

そのとき驚いたことは、お座敷だった食堂が、すべてイスに。そして、よく注文した「レディースセット」はなくなっていました。大衆演劇会場の大きなお座敷も、半分イス席に。数年でなんでも進化するのですね。今回は観劇せず、お風呂で温まりお昼寝ちょっと。

かつて、私が「スパ湯~ワールド」にはまっていたとき、友人が「私も連れて行って」。でも、それはお流れ。1人で行って、1人でご飯食べて、お昼寝して。まったくの1人が、頭の中スッキリのぜいたく時間なのです。非日常。そして、シャバ(?)に戻る。また明日から頑張る。小さなごほうびです。(イラストレーター)

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