私は10年ほど前にギターを買い、マイペースに気軽に弾き続けています。それまで、草野球チームに属していたのですが、30歳を超えるぐらいになってくると、試合をする人数が集まらなくなってきました。その後、一生の趣味があると良いなと思っていて、いくつかの候補の中から選んだ趣味が、ギターでした。

半分冗談で、そのうち、高齢者施設に弾きに行けるぐらい上手くなれたらなあと思いながらも、絶対無理だろうなとも思っていました。カラオケに行って歌いながら手拍子をすると、自分だけ手拍子がずれていくというぐらいリズム感がありませんでした。楽器というものは、持って生まれたセンスがある人が出来て、ない人は出来ないものなんだと思っていましたから。

一万時間の法則という話を聞いたことがあるでしょうか?大雑把に言うと、長い時間を費やすと出来るようになるといったところでしょうか。私は、ギターにその数十分の一しか費やせていませんが、高齢者施設や児童施設にギターを持って訪問し、演歌や童謡、アニメの歌を施設の利用者と一緒に歌えるぐらいにはなれました。まだ、下手の横好き程度のレベルなので、もっとうまくなりたいと思っています。

今まで何人も、ギターが弾けるようになれたらいいなと、私に言ってきた方がいます。しかし、その中でギターの練習を始めた人は、ほんの少しです。始めて長続きしない人もいます。しかし、全く始めずに、繰り返し、ギターが弾けるようになればよいなと言っている人もいます。

当たり前ですが、ギターを弾けるようにならなければいけないと、私は考えていません。人はそれぞれで、いろいろな生き方があります。なので、生活の中で優先順位がありますから。趣味でギターを始めるよりも、大切なことを選択して、毎日の生活を送ればよいのです。出来れば、楽しい人生を送ってもらいたいものです。

しかし、やりたくもない事だけど、やらなければいけない事だから、仕方なくやっている事がある。そのせいで忙しいから出来ないと考えているのであれば、勿体ないなと思います。やらなければいけない事と思っていても、本当は、やらなくても良い事をたくさんしているのが私たち人間じゃないかなと考えています。

それが趣味のギターであれば深く考える必要はありません。しかし、健康のためにやせるように医者に言われている、家族のために時間をつくりたい、嫌なことばかり考えないで楽しい事を考えたい、本当にやりたいと思っていることが出来ないなど、深刻なことでさえ何となく忙しいからと後回しにしていないでしょうか。

このような状態が酷く続くときは、心の病になってしまう事さえありますから、本当に心配です。それぞれが思う良い習慣に変えて続けることのヒントを、皆さんと考えていきたいと思います。(浅井 和幸)