【コラム・入沢弘子】ひと雨ごとに秋の深まりを感じる季節になりました。静かな夜、本をお供に過ごすのは至福の時間です。来館者の皆さんも館内に滞在して読書される方が増えてきました。

当館は来月27日で駅前に移転して2年。本日3日までに107万人の方をお迎えしました。平均すると市民の方が7回は来館されたことになると思っていたところ、先日「えっ、図書館って駅前に移ったの?」「駅前にはあまり行かないけど、移転したのは市役所だけじゃないの?」という方々にお会いしました。周知活動と図書館に足を運ぶ動機づけになるものが不足していたのだと痛感。

そこで「本」の新たな魅力を発見し、図書館を身近に感じていただくことを目的に、今週末「2019図書館フェス」を開催します。まだ来館されたことのない方にも、よくお越しくださっている方にも、小さなお子さんから年配の方まで楽しんでいただけること間違いなし!の内容です。

「戯曲を読む会」「映画鑑賞会」

企画は、おなじみの「おはなし会」「リサイクルブックマーケット」から、「劇団主宰や俳優と戯曲を読む会」「ハロウィンのカード作り」「映画鑑賞会」「書店×古書店×図書館トークイベント」のほか、図書館前での「あおぞらマルシェ」「土浦ブランド認定品販売会」まで、数多くの催しを予定しています。

土浦駅ビルは「サイクリングリゾート・プレイアトレ」に変身。駅横には、図書館と市民ギャラリーも入居するアルカス土浦が完成し、高校生や若い家族連れで賑わっています。ぜひ、この機会に土浦駅前にお越しください。(土浦市立図書館長・市民ギャラリー副館長・市広報マネージャー)

「2019図書館フェス」

  • 日時:10月5日(土)、6日(日) 午前10時~午後6時
  • 場所:土浦市立図書館(土浦市大和町1-1 アルカス土浦内)
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