《続・平熱日記》1 ちょっと朝ドラ的な感じで


斉藤裕之さん

お久しぶりでございます。早朝画家の平熱日記、半年ぶりの掲載再開でございます。半年前といいますと、常陽新聞休刊の知らせを受けたころ。行き掛かり上、牛久市在住の友人マヨねえ宅の新築を山口に住む大工の弟が請け負うことになって、私もその手伝いを始めようとしていたところだったと思います。

初めて読んでいただく方に少し丁寧に説明しますと、この友人は体脂肪率40パー越え。つまり体の成分はマヨネーズ。しかも体形がマヨネーズの容器にそっくりなので、マヨねえというニックネームをつけさせていただいた極めて健康体の友人であります。

しかしタイミングというものはあるもので、休刊になってからのこの半年はこの新築工事で忙しく、平熱で日記などしたためている余裕などありませんでした。毎日足場を上り下り、運動部の合宿さながらのような毎日。夏の間、滝のような汗をかき、おかげで筋肉はつくわ、血圧は下がるわ。

完成に向けて家は日々刻々とその姿を変えつつも、今となっては笑い話のような想定外の事態が間々起こります。例えば、弟が丹精込めて刻んだ材を載せたトレーラーが到着した時。道幅が狭いわけではないのですが、トレーラーが長すぎて現場までの角を曲がれないことが判明。

さてどうしたものか。この辺りの話は後で小出しにすることにして、とにもかくにも9月末には無事完成。木の香りのする室内。「住み心地が良くてお風呂も最高!」って、マヨねえが喜んでくれているのを見ると、大変だったこともよき思い出。

ちょうどそのころ、常陽新聞がWEB上で復刊するので、「平熱日記」を再開して欲しいとの連絡があったというわけです。ただでさえ工事でいっぱいいっぱいのこの半年間に、弟一家を含めた斉藤家には何年分かの出来事が次々と起こることとなります。ちょっと朝ドラ的な感じで。

追伸。19日まで、牛久市のタカシサイトウギャラリーにて「平熱日記Vol.7」開催中です。(斉藤 裕之)

【さいとう・ひろゆき】1961年、山口県生まれ。東京芸術大学大学院後期博士課程満期退