【コラム・坂本栄】残暑お見舞い申し上げます。夏とはこんなに暑かったのかと思う日々、皆さまお元気でお過ごしでしょうか。正月のあいさつ(1月1日掲載)にならい、本サイトの近況と当面のプランについて報告致します。

このサイトを覗(のぞ)きに来られる読者は着実に増え、先月の閲覧数は立ち上げ時(2017年10月)の約6倍になりました。つくばと土浦を中心とする茨城県南の話題を取り上げるという、NEWSつくばのコンセプトが受け入れられつつある証左(しょうさ)ではないでしょうか。

本サイトの収入モデルについては、前回コラム「NEWSつくばに全国紙が注目」(8月5日掲載)でも触れましたが、今秋、これまでの4本柱(1大口寄付 2小口寄付 3バナー広告 4地域メディアへの素材提供)に加え、5本目の柱を立てます。日本を代表するネットニュース・プラットフォーム「Yahoo!ニュース」への記事提供(11月上旬開始)です。

4本目と5本目の柱は、収入ソースであると共に、ニュース発信の追加チャンネルでもあります。NEWSつくばは、自らのサイトのほか、CATVなどの地域メディアや全国ベースのニュースサイトでも地域ニュースを発信していきます。

地域ニュースを全国の読者へも

本サイトのこれまでの編集方針は、「常陽新聞」のそれを引き継ぎ、地域のニュースを地域の読者へ、というものでした。届け先が限られるペーパー媒体と違い、ネット媒体へはどこからでもアクセスできますから、ヤフーへのニュース提供を機に、編集方針を「地域のニュースを地域および全国の読者へ」に改めます。

でも取材活動が大きく変わることはありません。変わると言えば「記者はヤフー経由の発信も念頭に置いて…」ということでしょうか。また取材を受ける方には「この話題がヤフー経由でも…」と意識していただければと思います。編集面ではこの程度の変化ですが、発信力はこれまでとはかなり違ったものになります。

実は、本サイトの読者が「地方区」だけでないことは、閲覧分析で承知していました。つくば、土浦、水戸といった県内だけでなく、新宿(7月は全アクセス数の11パーセント)、千代田(同10パーセント)、横浜(同6パーセント)、大阪(同6パーセント)などからもアクセスがあり、すでに「全国区」のサイトになっていたからです。

こういったデータから、多くの方が学園都市つくば・文化都市土浦に強い興味を持っていることが分かります。ヤフーへのニュース提供によって、本サイトの全国向け発信力は今まで以上に強化されます。(NEWSつくば理事長)

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