【コラム・入沢弘子】土浦市立図書館は今日1日で開館540日。96万人をお迎えし、100万人達成までカウントダウンの日々です。当館の特徴のひとつに、来館者の半数近くが高校生であるということがあります。毎日、夕方になると高校生で埋め尽くされる館内。土浦は10の高校に9000人が在学する「高校生のまち」なのです。

この特徴をシティプロモーションに活かせないかと、昨年から開始したのが「学祭TSUCHIURA」。今年は各校から選出された企画検討委員22人が放課後に集まり、企画内容、日程、開催場所や広報ツールなどについて話し合い、記者発表もしました。

ポスターは、土浦在住のアーティスト・ふるやまなつみさんが高校生達の意見をすべて取り入れて仕上げてくれました。可愛らしいイラストに委員のみんなも大満足です。

新企画:模擬店とスタンプラリー

「学祭TSUCHIURA2019」は8月3日(土)、開催されます。企画検討委員の希望であった「中学生の進学先検討の時期での開催」「来場しやすい場所での開催」を反映。イベント内容は昨年好評の5企画(各学校の部活動披露、学校対抗のビブリオバトル、アート作品展示、学校紹介展示ブース、土浦の高校生活の楽しさを詠んだ俳句募集)が継続。

新企画は「来場者とのコミュニケーションをはかりたい」という希望から実施が決まった模擬店と、「各会場をすべて見てほしい」との思いからのスタンプラリーの2つです。

当イベント開催により、駅前が高校生で賑わい、土浦の高校を進学先に選ぶ小中学校生や保護者が増え、参加した高校生は土浦の楽しい思い出を胸に大人になり、いつの日か暮らす場所に土浦を選ぶ……という願いを込めた「学祭TSUCHIURA」。

土浦の高校生が一堂に会する機会、OB・OGのみなさんも後輩の活躍ぶりを見にいらしてください。(土浦市立図書館長・市民ギャラリー副館長・市広報マネージャー)

イベント名:「学祭TSUCHIURA」

  • 日時:2019年8月3日(土)10時~16時半
  • 会場:うらら大屋根広場、市民ラウンジ、アルカス土浦
  • 参加高校:土浦第一高等学校、土浦第二高等学校、土浦第三高等学校、土浦工業高等学校、土浦湖北高等学校、土浦特別支援学校、つくば国際大学高等学校、土浦日本大学高等学校、常総学院高等学校、土浦日本大学中等教育学校
  • 詳細は市ホームページに記載

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