【コラム・川浪せつ子】前回紹介したレストランでランチをしたあと、土浦冷蔵さん(阿見町住吉)へ。「二人展」の相方Sさんはカルチャーセンターで「チョークアート」を教えていますが、そこの生徒さんが土浦冷蔵でかき氷のお店をしているので、食べに行きました。

かき氷と言ったら、夜店やバザーなどで食べるイメージが強かったのですが、昨今の「かき氷」はスイーツの分野に昇格するという、ステキな食べものに変身。

50年ほど前から続く土浦冷蔵さんの本業は、地下水をくみ上げて純粋氷を作るというお仕事。また、マイナス50度の冷凍庫も持っていて、肉屋さんからのお肉や、研究所から特別な冷凍保存をしないといけないものを預かったりしているとのこと。

かき氷は、6年前、本業のかたわら開店したそうです。それがヒットして、2年前、敷地内に、かき氷専門店をオープン。年間を通しての営業だそうです。夏だけではなく、遠くからもお客さんが通い詰めるとか。盛夏には1~2時間待ちのこともあるそうです。

かき氷ファンのことを、「カキゴオリスト」「カキゴーラー」「ゴーラー」と呼ぶそうです。全国のかき氷店の本「かきごおりすと」も出版されています。今年の本は「vol.7」なので、7年前が初版ということですね。

そんなことで驚いていてはまだまだ。「社団法人かき氷協会」という組織もあり、そこでは「かき氷検定」なるものも。

「生イチゴ」「栗」「はちみつレモン」

最近のかき氷、飛び上るほどの美味しさです(ウソじゃありません!)。ただの氷を削っただけなのにね、何で? それは、氷の質はもちろん、シロップやトッピングの種類の多さ。

イチゴ味が昔から一般的ですが、今は「生イチゴ」なるものがあり、「イチゴジャム」と「イチゴジュース」を足したようなソース。「栗」というのはケーキの「モンブラン」のクリームに生クリームを混ぜた感じです。トッピングに栗のグラッセを散らしてあります。

ほかにも、「コーヒー」味、トッピングにレモンのスライスが乗っている「はちみつレモン」などなど。店主の方が20年前からお菓子作りにはまっているからこそ、ステキなメニューがたくさん出来たのだと思います。

これから本格的なかき氷シーズンですね。ぜひ行ってみてください。私のこの絵が、スタッフさんの着ているTシャツにプリントされています。皆さんに好評です。うぅぅ~、またすぐにでも、かき氷、食べに行きたい~!!です。(イラストレーター)

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