【コラム・浅井和幸】毎月、つくば市とかすみがうら市で、各1回ずつ相談会を開催しています。名前の通り、なんでもかんでも相談をお受けし、そこから次の一歩を一緒に探すという趣旨で開催しています。現実的な悩み解決策を提示する場ということです。

精神保健福祉士、行政書士、社会保険労務士、ケアマネジャー、保育士、司法書士、弁護士など、主に国家資格を持つ有志がボランティアで集まり、どのような悩みにも対応する合同での相談会です。各相談員には、些細(ささい)な、日常の引っ掛かりでも、真剣に対応して次の一歩を提示するよう伝えています。

例えば、明日の彼女の誕生日に何をプレゼントしたらよいか? というような悩みでも対応するということです。

といっても、相談に来られる方は、かなり重く辛い悩みが多いものです。遺産相続で骨肉の争いになりそうだとか、住む場所を出ていかなければいけないとか、近所の方から嫌がらせを受けているとか、10年ひきこもっている子どもを抱えているとか、暴力を受けていて家に帰るのも怖いとか、障害者支援や年金の利用方法が分からないとか、です。

相談は無料 予約も不要

かすみがうら市内で開催している、なんでもかんでも相談会は、2019年5月で98回目を迎えます(つくば市の方は9回目になります)。かすみがうら市や社会福祉協議会の広報もあり、2018年度は100件を超える相談を受けしました。

相談するために、かすみがうら市の相談会会場のやまゆり館や、つくば市会場の筑波銀行つくば副都心支店を訪れる皆さんのお住まいは様々で、県外からも訪れます。相談会を訪れる方は、相談が出来る場所がないこともあるでしょうし、場所はあったけれど相談員との相性が合わなかったという方もいます。

相談は無料で予約の必要もありません(法律相談は要予約です)。もし何か悩みがあれば、「なんでもかんでも相談」「なんでもかんでも相談つくば」で検索してみてください。小さな一歩を積み重ねることで、大きな山も乗り越えることが出来るものです。(精神保健福祉士)

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