《光の図書館だより》16 アート×ブックの新文化プロジェクト


【コラム・入沢弘子】絵本は子どもが初めて出会う“アート”。いつまでも心に残る作品や、大人になって改めて良さを感じる作品もあります。お子さんがいらっしゃる方にとって、読み聞かせをした絵本やお子さんのお気に入りの絵本は育児の思い出とともに宝物なのではないでしょうか?

この春、土浦市民ギャラリーと土浦市立図書館の特性を活かした新しい文化プロジェクトとして、絵本をアートの視点から紹介する展覧会を開きます。

「アートとブックが出会う場所―絵本から広がる楽しい世界―」と題した当企画では、ロングセラー絵本の全原画展示や講演会、土浦市出身の絵本作家の作品展示やワークショップ、土浦市在住の絵本研究家の仕掛け絵本コレクション展示、若手アーティストグループの作品展示、土浦市立図書館で人気の絵本展示などを通じて、多くの方に「絵本ワールド」を楽しんでいただきます。

若い芸術家が集うまち土浦

オープニングイベントは、図書館前広場に敷いた巨大な布をキャンバスに見立て、絵の具をつけた裸足を“筆”として、子どもたちに絵を描いてもらう「みんなで!いろどり“あしアート”」を実施します。出来上がった作品は会期中展示し、終了後はブックカバーにして参加者にプレゼントします。絵本作家・小林由季さんのワークショップです。

絵本作家・鈴木永子さんの「ちょっとだけ」の原画全20点の展示と、絵本のモデルになった実在の女の子・もみじちゃんとの交流や絵本誕生秘話などをお話いただくトークショーも見どころのひとつ。筑波大学名誉教授・笹本純さんは、仕掛け絵本をアート作品としてご紹介します。

土浦では、絵画に限らず、演劇、写真、デザイン、音楽など幅広い分野で若手アーティストが活躍しています。歴史ある城下町でありながら、若い芸術家が集うまち・土浦。これを機に、アルカス土浦(アート&カルチャースペースの頭文字から命名)が、若いアーティストの発表の場になってほしいと思います。(土浦市立図書館館長兼市民ギャラリー副館長 入沢弘子)

アートとブックが出会う場所絵本からひろがる楽しい世界

会期 2019年3月21日~5月6日 休館日:月曜(祝日を除く、図書館は第1月曜日開館)

会場 アルカス土浦(土浦市民ギャラリー、土浦市立図書館)

時間 土浦市民ギャラリー:午前10時~午後6時/土浦市立図書館:午前10時~午後8時(平日)、午前10時~午後6時(土日・祝日)

▽オープニングイベント「みんなで!いろどり“あしアート”」

日時:3月21日(木・祝日)①午前10時~②午前11時~

講師:小林由季さん(土浦市出身、絵本作家)

▽ギャラリートーク「知ればさらに楽しくなる、仕掛け絵本の世界」

日時:4月14日(日)・27日(土)午後2時~

講師:笹本純さん(土浦市在住、筑波大学名誉教授)

▽トークショー「もみじちゃんと私」

日時:4月20日(土)午後2時~3時半

講師:鈴木永子さん(水戸市在住、絵本作家)

※問合せ:土浦市立図書館 029‐823‐4646

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