《食う寝る宇宙》 32 ひょんなことから専業主夫になりました


【コラム・玉置晋】諸事情により会社から自宅待機を命じられ、ひょんなことから専業主夫になりました。奥さんからは、この際、家事を勉強してはと言われ、実行に移して1週間が経ちます.結婚当初、具のないカレーを作って、料理を禁じられていましたが、それが解かれました。それは、ちょっと楽しいですが、家事能力が劣っているのは、両親の過保護のせいでございます。はっきり言います。家事なめんな! 子供にはいろいろ経験させましょう。

僕のような事態が生じることを考えますと、夫婦共に仕事を持たれていた方が経済的なリスク回避となりますし、仕事も可能であれば複数持っていた方がよいと思います。

もし、会社の就業規則に副業・兼業の禁止が盛り込まれているならば、会社に聞いてみてください。「あなた方は、私と家族を一生、養えますか?」と。僕は会社と相談し、兼業許可願を受理いただけました。初のケースだったのですが、働き方改革の流れもあり、快諾していただけました。ただし、会社業務に支障がないことが条件となります。

僕の場合、以下のように申請しました。

  • 私は「宇宙天気」と呼ばれる分野を専門としており、現在、業務時間外に大学院での研究にて自己研鑽(けんさん)を積んでおります。2017年10月に新潟市で開催された第61回宇宙科学技術連合講演会において招待講演の依頼を頂き、「日本初の衛星運用現場における宇宙天気アナリスト」の宣言を行いました。以降、メディアからのコラム執筆のお誘い等もあり、所属等を明記する必要が生じています。そこで、個人事業主として「ラボ・スペース」を起業し、本研究に関する講演、執筆に対する所属先と致します。

宇宙天気事業の箱「ラボ・スペース」

2018年度は、個人事業主として「ラボ・スペース」というものを立上げました。講演活動や執筆活動をする上で一つ箱が必要でした。自分の所属する会社の名前を出すと、会社を背負ってしまうわけですね。だから、自分の責任でやれる箱が欲しかった。個人事業主になるには、税務署に書類を提出して受理されればOK。

ラボ・スペースの事業は、以下の内容です。

  • 宇宙天気及び関連分野に関する高等の専門的応用能力を必要とする事項についての計画、研究、設計、分析、試験、評価またはこれらに関する指導の業務。

宇宙天気に特化した事業というのは、確認する限り他には見つけられません。今の収入は講演料のみで、それだけで食うことはできません。本業にするにはまだ時間がかかりますが、時が来たら法人化も視野に入れます。今は確定申告の時期なので、今日の晩御飯は何を作ろうと考えながら、領収書の山と格闘しています。初年度は大赤字。(宇宙天気防災研究者)

➡玉置晋氏の過去のコラムはこちら