《くずかごの唄》31 今年は大坂なおみのおひな様


【コラム・奥井登美子】おひな様の時期は、方々の町で、地域ぐるみのひな祭りをするので、どの町でも商店は「おひな祭り」の飾り付けに忙しい。奥井薬局も「土浦の雛(ひな)まつり」に参加し、何年か前から「土浦の自然を守る会」で子供たちと一緒に作ったどんぐりのおひな様を、恥ずかしげもなく並べている。

自然保護と里山観察の目的で、霞ヶ浦市民協会の有志が18年前、かすみがうら市の加茂にドングリを蒔(ま)いてつくった「どんぐり山」のどんぐり。クヌギが多い。クヌギのどんぐりは、まん丸なのでひなの顔には似合わないが、帽子の部分が大きな籠のようになっているので、その中にマッチ棒で作った小さなひなを並べて入れてみたりした。

1 土浦の町の雛まつり

2 土浦の自然を守る会「かっぱサロン」のひな作り

3 霞ケ浦環境科学センターの環境学習フェスタ参加のおひな様作り

4 ひ孫のアカリちゃんの初節句

今年、私は4カ所のひな祭りに参加しなければならない。

若くて元気で可愛い人

毎年、ひとつだけ新しいテーマで、ニュース性のあるどんぐり細工のひなを登場させている。今年は何にしようか。無い脳みそを絞りだして考える。

マテバシイのどんぐりは、大きくて、いかにも典型的な、絵に描いたような、どんぐりらしい形をしている。木の枝の形が公園にふさわしいのか、公園に行くとたくさん落ちている。つやつやしたたくましいどんぐりは、元気で可愛い。5~6粒拾って、手のひらに載せて眺めていた。

若くて元気で可愛い人。頼りにしたくなる人。そうだ「大坂なおみ」さんだ。今年の活躍にふさわしい人を、我が家はおひな様にしよう。私はつやつやした肌の、マテバシイの実に髪の毛を貼り付けて、大坂なおみをひなに仕立ててみた。このひなは扇の代わりに、大きなラケットを持っている。

そして、それを、店のひな壇の一番目立つところに飾ってみた。(薬剤師 随筆家)

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