【コラム・玉置晋】2018年12月18日、茨城県つくば市のオークラフロンティアホテルつくばで開催された「いばらき宇宙ビジネスサミット」に有給休暇をとって参加してきました。大井川和彦知事や投資家、県内の宇宙ベンチャー起業家の方々のパネルディスカッションの中で「宇宙利用はハードからソフトに拡がっている」とのコメントがありました。

2000年代に入り、日本でも宇宙ビジネスが活発になりましたが、小型衛星やロケットの開発が主たるものでした。いわゆるハード分野です。今後ホットになるのは、衛星データの利用などのソフト分野だというのが、パネラーの皆さんの意見でした。

さてさて、どの様なアイデアが出てくるのか、僕は楽しみで仕方がありません。宇宙ビジネスの敷居は確実に下がっています。パネラーの1人の言葉を借りれば「早い者勝ち」とのことです。

宇宙から観た謎の大池 

2019年元旦の最初のアクションは、母と散歩で宍塚大池に行くことでした。宍塚大池というのは茨城県土浦市にある池です。元旦の朝は寒く、大池の大部分は凍っていましたが、直径30㍍ほどの円形領域は凍結を免れていました。凍結領域と融解領域の境界を取り囲んで、水鳥200~300羽が羽を休める非常に面白い光景です。

宍塚大池のことは、このサイトのコラム「宍塚の里山」(https://newstsukuba.jp/news/?post_type=column&category_name=oikawahiromi)に詳しく書かれていますのでご覧ください。

僕が土浦市宍塚のアパートに引っ越ししてきたのは2017年7月でした。アパートの周辺を散策しながら、裏山に向かう小道を探検。途中で舗装された道がなくなり、ヤバい、このまま進んでよいのかしら?と携帯していたタブレットでGoogle Earthの衛星画像をチェック。

どうやら、舗装が終わった先にも道が続いており、奥には謎の大池があることがわかりました。それが宍塚大池でした。以来、僕の近所のお気に入りの場所となりました。ちょっとした宇宙利用の成果でございます。

社会人大学院生としてこの2年間、修士論文の執筆に向けてがんばってきました。18年12月中ごろ論文を提出、31日に修了審査会用のプレゼン資料を完成させました。課題のない正月を迎えたのは何十年ぶりだろう。今年は「宇宙天気防災」関係で忙しくなる見込み。なんせ、早い者勝ちですから。(宇宙天気防災研究者)