否決の合併議案を総会で再審議へ 県南3JA合併問題

記者会見しこれまでの経緯と今後の取り組みなどを話す(左から)JA茨城かすみの糸賀一男組合長、JA土浦の池田正組合長、JA竜ケ崎の木村透組合長=土浦市田中、JA土浦本店

【鈴木宏子】来年2月の合併を目指しているJA土浦(本店・土浦市)、竜ケ崎(龍ケ崎市)、茨城かすみ(美浦村)のうち、JA竜ケ崎が8月25日に開いた臨時総代会(総代507人が対象)で、合併議案が否決された問題で、3JAの組合長は13日記者会見し、9月24日にJA竜ケ崎が臨時総会(正組合員4905人が対象)を開き、再度、合併議案を審議すると発表した。

3JAの組合長は8月1日、大井川和彦知事らの立ち合いで合併に調印した(8月2日付け)。調印後の総代会で議案が否決されるのは全国的にほとんど例がないという。

合併の手続きとして調印後に、各JAがそれぞれ臨時総代会を開き、3分の2以上の賛成を得ることが必要になる。3JAは8月25日、それぞれ臨時総代会を開催した。土浦と茨城かすみは賛成多数で可決となったが、竜ケ崎は61.3%の賛成しか得られず、合併議案は否決された。

その後、JA竜ケ崎では組合員から「臨時総代会で半数以上が賛成している。正組合員からも賛成する声が上がっている」などの声が上がり、正組合員1644人から農協法に基づく総会の招集請求が出されたという。

総会を開催するためは同法の規定により正組合員の5分の1(JA竜ケ崎は981人)以上の請求者が必要になる。JA竜ケ崎は請求者数を確認、5分の1に達していたことから、8日理事会を開催し、臨時総会の招集を決めたという。

JA竜ケ崎の木村透組合長は「竜ケ崎は牛久、龍ケ崎、利根で農業形態が違っていて、畑作が多い牛久の組合員から『私たちが発言できる場をつくってほしい』という声が上がった。総会招集請求が出て、急きょ、総会を開くことになった」と経緯を話した。

ただし総会で合併議案を可決するためには正組合員2分の1以上が出席し、出席者の3分の2以上の賛成が必要になり、結果はふたを開けてみないと分からない。JA土浦の池田正組合長は「(結果についての)そこの議論はしたくない」と話し「竜ケ崎が最大限努力するということなので、できる限りバックアップして合併できるよう頑張りたい」と語った。24日の臨時総会で可決されれば来年2月1日の合併スケジュールに変更はないという。