生徒70人の水彩・色鉛筆画ずらり 県つくば美術館

パステル画と色鉛筆画の作品が並んでいる会場入り口=つくば市吾妻の県つくば美術館

【鈴木萬里子】「アトリエ・ハートタイム展ーこれから絵を始めたい人の為の水彩画と色鉛筆画の教室」が18日、県つくば美術館で始まった。主宰者の田中己永(みのり)さんは土浦、石岡、東京で水彩画の教室を多数持つ水彩画家で、書籍も複数出版している。才能、感性、基礎力に関係なく誰でも楽しく描ける技術の指導には定評がある。今回は田中さんと、色鉛筆画講師三上詩絵さん両方の生徒の作品を合わせた展覧会となっている。

同展の第1回は2007年に10人が参加して開かれた。今年で12回目となり、参加者も約70人と大幅に増えた。今展の作品は一人2~3点を出品し、水彩画174点、パステル画と色鉛筆画の39点、計213点が展示されている。来場した阿見町の80代女性は一つひとつ丁寧に見て回り「昨年より作品がのびのびとしていてとても良い。題材の選び方にも個性が良く出ている」と述べた。友人の作品を見にきたつくば市の60代女性は「プロを超えた素人と感じる作品が何点もあって見応えがある」と話していた。

田中さんの教室はリタイアして第2の人生を楽しむ人が多くいることから、楽に描ける、誰でも描ける描き方を教えている。意外と難しいオーソドックスなデッサンはやらないという。田中さんは「光と影が表現出来れば良しとしている。夢中になって遊ぶ子どものように、絵に夢中になり一歩ずつ達成感を味わえるように教えていきたい」と話した。三上さんは「作品展を見て教室に入った生徒が多い」と語り「色鉛筆でも絵画的な表現ができる。入り口は楽だが描くと奥が深く、どんな表現でも出来る色鉛筆画を見てほしい」と話していた。

◆会期は22日(日)まで。開館時間は午前9時30分~午後5時(最終日は3時まで)。田中さんと三上さんがが実際に絵をかくデモンストレーションが20日(金)午前10時~正午(色鉛筆画)と午後2時~4時(水彩画)に実施される。問い合わせは田中さん(電話090・1203・2439)。入場無料

丁寧に見て回る来場者ら=同