木曜日, 7月 23, 2026
ホームスポーツ稲山がまたも完投、霞ケ浦 準決勝へ【高校野球茨城'26】

稲山がまたも完投、霞ケ浦 準決勝へ【高校野球茨城’26】


第108回全国高校野球選手権茨城大会11日目の20日、準々決勝4試合が行われた。ノーブルホームスタジアム水戸の第2試合では霞ケ浦が鹿島学園と対戦し、エース稲山の好投で3-0と完封勝ちを収めた。

20日 準々決勝 ノーブルホームスタジアム水戸 第2試合
鹿島学園 000000000 0
霞 ケ 浦 300000000 3

今年の春大会、霞ケ浦は3回戦で鹿島学園と対戦、エース前田渓斗に完投を許し敗れている。そのリベンジの機会がここで巡ってきた。

1回裏霞ケ浦2死満塁、小磯の右前打で2点を先制

1回裏霞ケ浦の攻撃、1番・加藤龍がいきなり中前打で出塁。後続も前田の制球の乱れを突いて粘りを発揮、2番・村上聖と5番・佐藤大亜が四球を選んで2死満塁。ここで5番DH(指名打者)小磯陽希が2球目のスライダーを右前へ運び2点を先制。「大事なところでここぞの1本が打て、チームの役に立てたのがうれしい」と喜びの声。

小磯のこの打席、初球もスライダーだったが空振り。これが相手投手にどう映ったかと小磯は考えた。「タイミングが合ってないので、もう1球行けるのでは」と再びスライダーを投げてくるとヤマを張り、今度は完全にアジャストして振り抜けた。

1回裏霞ケ浦2死一・二塁、菊地の中前打で佐藤が生還、3点目

小磯に続いて7番・菊地勇一も中前へ適時打を放ち、3-0とリードを広げた。「相手投手も疲労が見られ、思い切り投げられない。カウントを取りに来る変化球を狙えと指示していた。1年生の加藤や小磯がよく打ってくれた」と高橋祐二監督。

3回表鹿島学園1死一塁、一走が盗塁を狙うも佐藤の送球で阻止。遊撃手・加藤

霞ケ浦の先発投手、稲山幸汰も連投で一昨日に140球を投げたばかり。「肩の張りなどもなく、いつも通りに投げられた」と話すが、変化球のキレなどは甘さも見られた。それでも9回を2安打10三振2四死球という好投。安打で出した走者は2人とも捕手・佐藤の送球で盗塁を阻止した。

「投手の良さを生かすのが自分の役目。稲山は序盤の緊張が徐々にほぐれ、後半は低めに球を集めていい投球ができた」と佐藤。「2年生捕手だが落ち着きが出て、周りが見えるようになった。打者としても大事なところで打ってくれる」と、高橋監督の佐藤評。

9回表2死、三振振り逃げの打者を一塁送球でアウトにする佐藤

次は23日の準決勝。霞ケ浦はノーブルホームスタジアム水戸の第2試合で水戸商と対戦する。「やるべきことをやって一つずつ勝っていきたい」と話す高橋監督だが、悩みどころは投手起用だ。疲労が懸念される稲山で行くのか、それとも2、3回戦のように小林将大と稲山の継投で行くのか。いずれにしても稲山は「監督に任された通りで行くだけ。中2日しっかり休んで自分の投球をする」とサバサバした表情だ。(池田充雄)

試合終了、本塁前でタッチを交わす稲山(中央右)と佐藤(同左)

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