胸に展望台
筑波山麓にある日本最大級の犬のテーマパーク「つくばわんわんランド」(つくば市沼田、東郷治久代表)のシンボルで、世界最大の木造犬モニュメント「モックン」がリニューアルされ、 13日お披露目された。高さ11メートル、黄色い毛色の5代目モックンで、胸に展望台が新たに設置された。来園者が上り、展望台バルコニーで記念撮影などができる。
モックンは1996年の開園当初から同園のシンボルとして、柴犬をモデルに造られた。これまで色を変えたり、表情を作り替えたりとリニューアルを進めてきた。今回は2020年以来のリニューアルになる。11月8日に放送されたフジテレビの「日本全国!逆お国自慢 グランプリ」では、茨城県の巨大建造物ランキング第4位になった。
つくばわんわんランドは1996年4月に開園し、今年開園28年となる。今年4月には、40種70匹の猫が暮らす日本最大級の猫触れ合い施設「ねこハウス」 をリニューアルオープンさせるなど(3月29日付)進化を続けている。
隣接するつくば国際ペット専門学校の林潤総務課長は「オーナーが中東を旅していた時『トロイの木馬』の話を聞いて、このモニュメントを造ったと聞いている。これからも筑波山麓全体の活性化に寄与していきたい」と語る。
同園を訪れた千葉県の男性(46)は「今回観光で筑波山に来たので立ち寄った、犬好きには大変素晴らしい施設。モニュメントの大きさに驚いている。犬好きの知人に教えてあげたい」と話した。(榎田智司)
◆つくばわんわんランドは、つくば市沼田579。入園受付時間は午前10時~午後4時(11月~2月)。問い合わせは電話029-866-1001、ホームページはこちら。年末年始は30(月)、31(火)、1月1日(水)が休園日となる。1月2日(木)からは2025年新年イベントとして干支(えと)の巳年(みどし)にちなみ、蛇の衣装を着た犬が何着でゴールするかを予想する着順当てレースショー「2025年新春干支レースショー」や、おしるこ無料配布など多数の企画が予定されている。