日本、〒305-0032 茨城県つくば市竹園2丁目20−3
「本当は凄いぞ茨城県」 超古代をテーマに茂木誠氏が講演
日本や茨城県の本来持っている良さをもっと知ってもらおうと、マルチで活躍する茂木誠氏を講師として迎え、「筑波山麓じゅんばあの家」(つくば市国松)が主催となり、10月12日「つくば国際会議場」(同市竹園)で「過去の扉の向こうに輝く未来がある。本当はすごいぞ、茨城県」という演題で超古代史を内容とした講演会が開かれる。
茂木誠氏は、作家、コメンテーター、予備校講師、歴史系YouTuberで、東京都北区出身。明治大学文学部史学地理学科日本史専攻を卒業、大学院では日本近世史を専攻した。「もぎせか資料館」を所有、プリントや授業録音ファイル、一問一答プリント、論述の模範解答などといった高校世界史の教材を無料で配布している。古代史に造詣が深く、縄文時代に争いのない理想的な社会が出来ていたと主張する。
今回の内容は「『香取の海』が広がっていた縄文時代」「東日本最古の神社、鹿島神宮と香取神宮の謎」「縄文人VS弥生人」「最後まで抵抗した「みかぼし」とは?」「最大のパワスポ、御岩神社の巨石信仰」「富士と並ぶ霊山、筑波山のレイライン」となる。
主催する「じゅんばあの家」は市内国松にあり、フリースクールとしての活動のほか、地域の交流サロンとして、新住民、地元民などが得意分野を持ち寄り、料理研究、演劇などさまざまな活動をしている。
主催者の渋谷順子さんは2年前、ドイツからつくばに来た。筑波山麓に住み着いてからは地域の魅力を知り、筑波山麓の歴史などを学び、さらには古代史へと興味がつながった。今回の講演会は、縄文時代などの古代の生き方がこのカオスな時代を生き抜くヒントがあるのではないかということで、歴史に強く、講義に実績ある茂木氏に講師を頼んだ。
渋谷さんは「筑波はわたしたちの知らない謎がひめている場所で、本当の価値を知らない人が多い。また茨城県がどれだけ、世界的にも、稀有で重要な場所なのか、自覚し、誇りをもってもらいたい。学校で習った歴史は都合の良いように作られたもので、新しい解釈の歴史を学び、違っていることを拒絶することなく、参考にしてもらえればうれしい」と語る。