土曜日, 1月 17, 2026
ホームスポーツ茨城AP、終盤粘って分ける 対オリックス

茨城AP、終盤粘って分ける 対オリックス

プロ野球独立リーグの茨城アストロプラネッツ(AP)は20日、J:COMスタジアム土浦(土浦市川口)で日本プロ野球(NPB)のオリックス・バファローズと対戦、終盤に粘りを見せ4-4の引き分けに持ち込んだ。交流戦は2試合組まれ、茨城APは19日のノーブルホームスタジアム水戸(水戸市見川)での試合は0-6で敗れたものの、今季ルートインBCリーグ開幕から3連勝中の好調を裏付けた。

茨城は2回裏、1死一塁から6番・ロイ鈴木の左前二塁打と7番・瀧上晶太の中前打で2点を先制。「点が欲しいところで打ってくれた。ロイ鈴木はカナダのトロント育ち、パンチと長打力がある。瀧上は勝負強さが魅力。ここで1点止まりで終わるのとは大きく違う。2点続いたところが良かった」と松坂賢監督。

2回裏1死二塁、瀧上の中前適時打(同)

「相手は強いチームなので、追加点を取って有利に進めたい。チーム的にも自分的にもいい得点だった」と瀧上。球種は落ちるスライダーで「強い球を投げてくる投手だったので直球を待ち、変化球にうまく合わせることができた」との振り返った。

瀧上は坂東市出身、守谷高校を卒業して茨城に入団し3年目。「試合で打つのも大事だが、NPBへ行って初めて地元に恩返しができる。1試合1試合を無駄にせず、自分にできることを続け、シーズンを通して結果を出したい」と意欲を見せる。

投手陣は先発の二宮衣沙貴が2回を投げ、以降は継投で1人1イニングずつ、NPBのバッターのスピードや迫力を経験させた。6回表にマウンドに上がった土浦日大高出身の中村泰成は、相手の4番・園部佳太に左越え本塁打を浴び1点を失った。また9回には森祐樹が、2連打などで1死満塁のピンチを作り、元謙太に右中間への3点三塁打で逆転を許した。

松坂監督は「投手はあらかじめ決めた通りのリレーで、全体的に良かった。中村はいま練習生だが90マイル(約145キロ)近くの速球を強気で投げられる。森も打たれはしたが積極的に攻めていった結果。次はどう投げていけばいいか、マインドセットなどの改善を明確にしたい」と投手陣を総括。

今季オリックスに入団の山中尭之の応援に駆け付けた、つくば秀英高校チアダンス部と応援部の生徒たち(同)

2点のビハインドを負った茨城だが9回裏、2死から打線が粘りを見せた。大生竜万の中越え二塁打と、代打・高橋駿の左前打で一・三塁。ここで上田政宗の右前打が飛び出す。「2死から味方がつないでくれたので、とにかく1点取ろうと思い切って行った」と直球を叩くと、野手が処理にもたつくのを見て一気に三塁へ。その間に走者2人が還り4-4の同点。打者が倒れて9回を終了し、規定により引き分けとなった。

29日、笠間でホーム開幕戦

「投手も打者も守備も、全てのスピードが一段上だった。その相手に互角の戦いができたことは自信になる。投打がかみ合ってきているのを感じる」と上田。この試合のMVPを獲得した。今後3試合はアウェーが続くが、ホーム開幕(4月29日、笠間市民球場)を迎えるのが待ち遠しいという。(池田充雄)

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