つくば市は13日、同市高野の市道で、市の委託業者が市道の草刈り作業中、小石が跳ね、隣接する市すこやか給食センターに駐車していた従業員の自家用車のガラスが割れる事故があったと発表した。
同市では今年5月、草刈り作業中に石跳ね事故が相次いで発生し、全委託事業者に作業中のバリケードの設置など、安全対策の徹底を指導した矢先だった。
市道路管理課によると、12日午前9時から午後0時ごろまでの間、草刈り機2台で作業をしていたところ、約10メートル離れた給食センター豊里に駐車していた軽自動車のフロントクォーターガラスが破損した。車内に人はおらず、けが人はいないという。
除草作業を実施する場合、市の仕様書にはフェンスなどのバリケードを設置するよう明記されているが、委託業者は設置してなかったという。
市は再度、改めて全業務受託業者に対し、バリケード設置など適切な保安対策を行うよう指示し、再発防止に努めるとしている。
被害者に対しては、委託業者が謝罪し、補償することを伝えた。