1941年、旧日本軍がハワイの真珠湾を攻撃し太平洋戦争が始まった12月8日に合わせて、「12・8不戦のつどい」(同実行委員会主催)が8日午後6時から、つくば市並木の並木交流センター2階大会議室で催される。今年は茨城大学人文社会科学部の佐々木啓准教授を講師に迎え「戦争する国の作られ方―『先の大戦』から考える」と題した講演会を開く。
戦争を絶対に繰り返さないため、つくばで戦争体験を語り継ぎ、平和を守り、交流しようと、1981年から毎年12月8日前後に催されている。
主催者は、ここ数年の間に、特定機密保護法、安保法制、共謀罪などが成立したことに危機感を抱き、今回は、戦中に国家がどのように国民を総動員体制に取り込んでいったかを具体的な事例を通し現在の状況と対比して学びたいとしている。
会場では、戦中戦後に主食代わりに食べられた、ふかしたサツマイモの試食も行う。(崎山勝功)
◆資料代500円。問い合わせは同実行委員会事務局(電話029・861・7320)。