ナースの道へ決意新た 筑波学園看護学生38人が戴帽式

1人ひとりにナースキャップが与えられた

ロウソクの灯りは献身を表す。右端はナイチンゲール像

筑波学園看護専門学校(つくば市上横場)の第14回戴帽式が29日、つくばカピオのホールで開かれた。看護学生が病院での本格的実習を前に志を新たにするセレモニーで、4月に入学した38人が臨んだ。緊張した面持ちでナースキャップを頭に頂いた学生たちは手のひらにのせた灯を見つめて、決意を新たにした。

近年は医療現場でナースキャップがあまり見られないことから戴帽式は減少傾向にある。同校はナイチンゲールの唱えた看護の心を継承しようと毎年実施している。

厳かな雰囲気の中で行われた戴帽式には病院関係者や保護者、友人ら約150人が祝福に訪れた。学生たちは「同じ夢を抱く仲間との絆を大切に、看護師になるために努力します」との誓いを込めて「結―ゆい―」を手話と共に合唱した。

戴帽式を終えた看護学生、井崎遥さん(19)は、県立土浦湖北高校を卒業して迷わず看護師の道に進んだ。「看護師として働く母親を誇りに思っている」とし「この8カ月は学ぶことがたくさんあった。患者さんの環境を整えるためのベッドメーキングは何度も練習した。難しいと感じることでも『進む道に近づいている』という希望に満ちている。患者さんに寄り添うことを大切にする看護師になりたい」と話す。

千葉県から通学している小坂健さん(19)は、父親が運営するデイサービス施設で利用者に信頼されている看護師に影響を受けたという。「これからますます勉強も技術も難しくなり、乗り越えていかなければならないことがたくさんある。自分本位の考えで援助をすることは患者さんの援助ではないことを実習で学んだ。患者さんの立場に立って行動できる看護師になりたいので、日頃から意識し生活していきたい」と話した。(橋立多美)

初々しい看護師姿の井崎遥さん㊨と小坂健さん