学会の試験問題を漏えい 40代男性講師を解雇 筑波大

筑波大学

学会が実施する作成途中の試験問題を漏えいしたとして、筑波大学(つくば市天王台)は15日、同大の40代男性講師を10月29日付けで諭旨解雇したと発表した。

同大によると男性講師は、自身が所属する学会が実施する試験の問題作成委員になっていた。今年7月、試験を受ける予定だった同じ研究分野の後輩の同大教員に、作成途中の試験問題を漏えいしたとされる。

後輩の教員から今年7月、同大に相談があり発覚した。後輩の教員はいったん断ったが、先輩後輩の関係上、拒めなかったという。先輩の男性講師は漏えいを認め、試験に受かってほしかったと理由を説明しているとされる。

今回の漏えいを受けて、学会は試験問題の作成をやり直し、後輩教員は今回、試験を受けないという。

永田恭介学長は「本件は本学の業務に直接関係はないが、本学教員がこのような事態を起こしたことは極めて遺憾であり関係者に心からお詫びします。今回の事態を真摯に受け止め、教職員に対し研究倫理の向上を図り、再発防止に向けたさらなる啓発活動を行い、社会的信頼の維持・向上に努めます」などとするコメントを発表した。