
【池田充雄】つくば市稲岡のショッピングモール「イオンモールつくば」が26日、2013年の開業以来初の大規模リニューアルを行った。全部で32の専門店が新しくなり、うち21店が新規出店で、今秋までに順次オープンしていく予定だ。今回のリニューアルでは「遊び・学び・健康」をキーワードに、子育て世代を中心としてジュニアからシニアまでの3世代が集う、にぎわいに満ちたモールを目指している。
営業マネージャーの岡亮治さんは「地域のお客様の健やかな暮らしをサポートし、新たな楽しさを提供する、より快適なモールへと進化します」と抱負を述べている。1階中央入口には現在、リニューアルオープンを記念した撮影スポットが設置されている。
リニューアルの効果がよく出ているのが、3階のフードコート「フードフォレスト」だ。それまでの落ち着きある雰囲気を生かしつつ、カジュアル感を高め、客席数は900席から1000席へと拡大。子ども連れのお母さんに便利なキッズスペースも新設された。特に小さい子を目の前に座らせられる「見守りカウンター席」は、子どもにすぐ手が届き、お母さん自身も安心してゆっくり食事ができると好評だ。

同じく3階のイオン子供服売場前には「キッズパーク」を設置。木製のすべり台などがある遊び場で、ちびっ子たちの人気を集めている。
同モールの特徴の一つは、広い敷地内に数多くの外部棟が立ち並んでいること。ここにも新たな目玉施設が誕生した。「ダンロップスポーツクラブ」は、3階建ての施設に多様なエクササイズを用意した総合型フィットネスクラブだ。冷暖房完備のインドアテニスコートやゴルフレンジがあるのもダンロップならでは。子ども向けのスポーツ教室も豊富で、家族全員での利用がお得だという。

モーターサイクルライフスタイルを提案する「カワサキプラザ」は、県内初出店。高級感あるショールームに人気車や希少車を多数展示し、一部はレンタルや試乗も可能。ショッピングモール内にあるため幅広い客層が訪れ、また同モールは圏央道つくば牛久ICに近く交通アクセスが良いため、休日には県外からの来店も多いという。
