土曜日, 2月 7, 2026
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2種類の演算加速装置で性能アップ 筑波大学10代目のスパコンCygnus登場

【相澤冬樹】性格の異なる演算加速装置を2種類組み合わせた、世界で初めてのスーパーコンピューターが26日、筑波大学計算科学研究センター(つくば市天王台、梅村雅之センター長)で報道陣にお披露目された。4月から運用を開始するCygnus(シグナス)は、同センターにとって10代目のスパコン。会見で梅村センター長は「世界最速でも純国産でもないけれど、限界の見え始めたスパコンの開発競争に新たな方向性を提案するものだ」と胸を張った。

スパコンは、多くのコンピューターをつなげて、並列処理により高速の演算を実行するシステムで、1台1台をノードという。Cygnusは各計算ノードに、CPU(中央処理装置)に加え、計算処理を行う半導体チップのGPUを搭載、さらに一部のノードにはプログラマーが現場で論理回路を再構成できる集積回路FPGAを組み込んだ。いずれも市販品だが、2種の演算加速装置を合体させた例は世界初という。

一般にスパコンは、GPUの集積度を上げることで処理性能の高速さを競ってきた。巨大データの処理は得意だが、計算を進める際に分岐条件が出現するケースなどで性能が十分に発揮できず、実効スピードが落ちる弱点があった。FPGAはプログラムを書くのが大変だが柔軟性があり、接続すると装置内の高速通信も可能になる。GPUとFPGA、それぞれの特徴を組み合わて、性能の最適化が図るのが開発の狙いだった。

医療や気象研究に4月から運用開始

同研究センターは2016年度から3カ年、本体に約8億4000万円を投じてCygnusを完成させた。合わせて160基のCPU、320基のGPU、64基のFPGAで構成される。運用期間は6年の予定。「処理スピードだけなら他に早いものはいくらでもあるが、柔軟性を生かして高い演算性能と効率的な並列処理を持たせた。今後に新たな方向性を提供するものだ」(梅村センター長)という。

Cygnusのネーミングは、星座のはくちょう座に由来する。本体2台のノードは、それぞれはくちょう座のアルファ星デネブとベータ星アルビレオになぞらえられ、2種の演算加速装置を合体したノードは二重星アルビレオにちなんでいる。

スパコンを使った計算科学は、数値シミュレーションによるイメージング(可視化・映像化)に用いられることが多い。宇宙進化の謎に迫るなど、基礎物理での利用が盛んだが、近年は睡眠診断や手術ナビなど医療分野での応用に期待が広がっている。4月から約1カ月の試験期間を経て、5月に全国共同利用プログラムとして本格稼働する。すでに公募による19年度分の利用受付は終わっており、70件が採択された。気象やAIなどの研究テーマが決まっている。

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王様のケーキ「ガレット・デ・ロワ」《続・平熱日記》189

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創業118周年式典 関彰商事(本社筑西市・つくば市、関正樹社長)は6日、つくば国際会議場(つくば市竹園)のLeo Esakiメインホールで創業118周年記念式典を開催した。式典終了後には特別企画として座談会「セキショウの挑戦者たち」を実施、ラジオのトーク番組のスタイルで、各支社で活躍する社員による地域の魅力や取り組みなども紹介された。 式典では永年勤続社員および優良社員の表彰と、昨年退職した社員への記念品贈呈が行われた。特別表彰にはセキショウグループのアドバンス・カーライフサービスに勤務する伊東美和さんが選出された。これは昨年11月に開催された東京デフリンピック2025にて、デフサッカー女子日本代表チームのキャプテンを務め、チームとして初の銀メダル獲得に貢献したことなどが評価された。 社長式辞では、関社長が同社の目指す姿や組織のあり方について「私たちの使命はお客様の課題を解決し、その先にある理想の将来を実現し、よりよい明日を共に創ること」だと述べた。さらに「それはまず、お客様の悩みを把握するところから始まる。その悩みや課題も今は複雑化しており、一人の社員や一つの部門で解決しきれるものではない。オールセクションで解決していく。お客様の持つ理想の将来を共有し、その目指すところを築き上げていく、それをグループ全体、オールセキショウで進めていこう」などと話した。その上で「私たちの強みは仲間同士の信頼。全員の顔と名前が分かり、同じ地域で仕事をしてきた。これが118年間磨き上げてきた強み。この強みを生かせるよう、2000人以上の社員がそれぞれ、その人の持つ力を100%引き出せるような働きやすい環境を作っていくことが社長としての役割だ」とした。 ラジオ形式で座談会 座談会「セキショウの挑戦者たち」は、1月からLucky FM茨城放送で同社提供のラジオ番組「茨城の挑戦者たち」の放送が始まったことを記念して実施された。第1部では関社長のほか、同番組で司会を務める常陸太田市出身の作曲家マシコタツロウさんと元Lucky FM社長でフリーアナウンサーの阿部重典さんが登壇、「社員からの質問にお答えします」と題し、人生の転機になった出来事や仕事とプライベートのバランスなどについて忌憚(きたん)なく話し合った。 第2部では水戸、いわき、古河、須賀川、つくばで活躍する5人の社員が、それぞれの地域の魅力や人とのつながり、仕事上の挑戦などについて話した。「今後の可能性、将来性」というテーマでは、第3地域支店の郡司剛宏支店長が、水戸ホーリーホックや茨城ロボッツの躍進など、水戸がいまスポーツで盛り上がっていることを挙げ、「茨城を元気づけるとともに、関彰のブランド力と存在価値を高める契機としたい」と話した。いわき地域支店の古和口佳幸支店長は、昨年8月の小名浜道路開通について、常磐道を通じた物流やビジネスの活性化のほか、海岸エリアの復興などまちづくりにも寄与していることをPRした。(池田充雄)