【橋立多美】つくば市の公立小学校で18日、平成最後の卒業式(継志式)が催された。茎崎第三小学校(同市小茎)では40人が思い出の詰まった学びやを巣立った。
保護者や在校生らに拍手で迎えられて入場した卒業生たちは、一人ひとりがステージの上で目標を発表して鮏川誠校長から卒業証書を受け取った。「動物が好きなので絶滅危惧種を守る仕事に就きたい」「ディズニーキャストになりたい」「人の役に立つ仕事に就きたい」など、思い思いの目標と夢を堂々と発表した。
鮏川校長は「中学生になると自分で考えて行動する機会が増えるなど、これまでとは生活が変化するが、大人に近づく一歩と受け止めて夢の実現に向けて努力を続けてください」とエールを送った。

宇宙飛行士を目指す増田美緒さんは「学校はルールや時間が決められていて面倒だと思っていたが、今日で三小とお別れだと思ったら寂しくてたまりません。これからも目標に向かって勉強していきます」。社会に役立つ技術開発に携わりたいという田口有志さんは、父母や教職員に感謝しながら「6年間で得た勉強の基礎をもとに、これからも勉強やスポーツに挑戦していく」と語ってくれた。
卒業生らは、在校生たちが並ぶ花道を通って笑顔で学びやを巣立っていった。

※メモ
【継志式】つくば市は2012年度から市内すべての小中学校で9年一貫の教育を実施している。前期6年を修了した節目に行われるのが「継志式」で、後期3年の中学校に進級するときは「啓志式」と呼称される。
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